【 クリティカル・ファキュリティー(判断のフィルター) 】
番組では、アメリカの心理学者G.W.オルポート(1897~1967年)が、L.ポストマンと取り組んだ共同研究も紹介されています。
その研究とは、
「絵」を見せて・・・
それが「口伝え」で・・・
どのように「変わって」いくか???
というものです。
すると、
最初は、伝えやすくする為の「単純化」が起こり・・・
次第に、その人が目に留めた、ある一部分だけが「強調化」されていく・・・
そして最後は、自分の関心に引き寄せた「合理化(その人にとって都合の良い解釈)」が行われる・・・
という「流れ」が判明しました。
そして、TOPICSでは表現を変えて、
見ている「景色や光景」は・・・
人それぞれ違う!!!
と伝えています!
つまり、
人は自分が「見たい」ものを・・・
自分が「見たいように」見る!!!
という事です!
勿論、これが悪いという意味ではありません(笑)
なぜなら、これもTOPICSで幾度も伝えている、
人は誰もが「皆」・・・
それぞれの「クリティカル・ファキュリティー(判断のフィルター)」を備えている
からです。
このクリティカル・ファキュリティー(判断のフィルター)とは、例えば「価値観」や「(判断する際の)基準や指針」のようなものです。
これにより、先ほどの「単純化 → 強調化 → 合理化」を生み出します。
そして、伝言ゲームの「遊び」でも、
正確に伝えるという「目標」を・・・
皆で「共有」しているにも関わらず・・・
なかなか上手く伝わらない!!!
というケースが往々にしてあります(笑)