価値観の対立の解決法&意識の軸や芯の創造法 ~ヘーゲルの精神現象学から~

【 論破と教養と民主主義 】

ヘーゲルは、「ああ言えば、こう言う」人を批判します。

つまり、

 

「論破」する事を批判

 

しました!

なぜなら、ヘーゲルは、

 

精神は、「絶対的な実体」を持っており・・・

精神は、私達である「私」であり、「私」である私達である・・・

 

と定義したからです。

 

 

例えば、

 

「あなた」が考えた何かが、社会で創造(反映)され・・・

それを受け取った「誰か」が、新たな何かを創造(反映)し・・・

あなたは「それから」影響(反映)を受ける・・・

 

という流れです。

そして、ヘーゲルは、

 

「自分の意見」が正しい事と・・・

それが「社会的」に正しいかは・・・

必ずしも「一致」しない・・・

 

と説きます。

故に、

 

自分なりに、絶えず吟味し続ける事が「教養」

 

と説きます。

 

 

ところで、「多数派」が必ずしも正解や答えとは限りません。

また、民主主義の本来の目的は、

 

「少数派」の意見も出来る限り取り入れる

 

という事です。

 

しかし、現在の世の中や社会で言われる民主主義は、

 

「多数決のみ」に着目されているが故に・・・

「目的と手段」を取り違えている・・・

 

のが実態です。

つまり、

 

より良い解決策を「導く」為の議論ではなく・・・

自分の意見が正しいと「押し通す事のみ」が目的となっている・・・

これが論破の「正体」!!!

 

という事です!

 

 

そして、コミュニケーションを絶やすのは好ましくない一方、

 

「課題の分離」という・・・

相手の課題は相手に「任せ」・・・

自分は「放念」する・・・

 

という姿勢も、時に大切で必要になります。

 

そして、時代や国や文化などによって、

 

「正義(観)」も変わる

 

のは、周知の通りです。

ちなみに、少し前の日本でも「良妻賢母」が常識として扱われていました。

そして、良妻賢母の対義語として「愛妻家」が上げられる事もありますが、明確な対義語は存在しません(笑)

 

ただ、「実感(肌感覚)」を伴う対義語としては、

 

「亭主関白」であり・・・

その根本が「男尊女卑」・・・

 

が「本音」でしょう。

一方で、「カカア天下」が夫婦や家庭円満の秘訣とも言われます(笑)

 

 

【 ブレイクタイム:「ママはアイドル!」から 】

良妻賢母も登場し、難解な場面が続いたので、ここはブレイクタイム(小休止)です(笑)

前回のTOPICSでは、中山美穂さん主演のドラマ《 ママはアイドル! 》(TBS)を「メタファー(物語や比喩・暗喩)」として取り上げました!

 

このドラマは、中山美穂さんが「本人役」として、アイドル・妻・母を演じます。

そして、夫であり父が三田村邦彦さん、中学生の娘を後藤久美子さんが演じた、家族5人の物語です。

そこで、ここからドラマの「スペシャル版」の一場面を眺めます!

 

美穂は結婚し、妻であり母である事を「公表」しました!

すると、「予想」に反して、アイドルとしても更なる人気に拍車が掛かりました(笑)

こうして、アイドルの仕事が更に忙しくなる中、美穂は妻として、そして、特に母としての「役割」が疎かになっていた自分を反省し、これ迄以上に「3つ」の役割を頑張っていました。

 

ある朝、美穂は寝坊してしまい、娘の晶(あきら)が家族皆の朝食を作っていました。

そして、末っ子が「夕食に、久しぶりにママの餃子が食べたい!」と話すと、美穂は「今夜は仕事で遅くなるから」と謝ります。

 

 

すると、三田村は美穂を部屋に呼んで話します、、、

 

三田村:
『 夕飯の支度くらい、出掛ける前にやっていけない事はないだろ。 』

美穂:
『 それは、、、 』

三田村:
『 要するに、晶に甘えてるんじゃないのか。 』

美穂:
『 甘えてなんていません。ただ、晶クンがしてくれるって言うから。 』

三田村:
『 立派な甘えだよ。 いいか美穂、晶は来年受験を控えてるんだ。 塾だって本人が行きたいって言えば、行かせようと思ってる。 母親だったら、この大事な時期に、負担の掛からないようにさせてやるのが、普通だぞ。 』

美穂:
『 母親だったらって、私、母親だと思ってます。 』

三田村:
『 うん。 じゃあ、俺の言いたい事は分かるな。 』

美穂:
『 分かりました。 仕事と家の事はハッキリ区別付けます。 』

 

このような一場面ですが、ドラマ内でもネガティブな位置付けではありません(笑)

ただ、

 

「今現在の」世の中や社会から眺めると・・・

三田村さんは「口で言う」だけではなく・・・

夫であり父として、色々と美穂さんに「協力出来る」事があるのでは???

 

との意見や考えが多くなるでしょう(笑)

 

 

そして、このスペシャル版のドラマの放映は1988年で、私が「15歳」の時です!

当時の私は、この一場面に「違和感」を覚える事も全くありませんでした(笑)

そして、「時代」と言えばそれまでですが、

 

その「今という時代」も・・・

「今この瞬間」に創り上げられ・・・

「続いて」いる・・・

 

これが「地続き」の真意です!