【 アウフヘーベンで逆転する自立と依存 】
アウフヘーベンとは、
対立するAとBが「存在」する時・・・
その矛盾を「考え抜く」事で・・・
両者を「統合」し・・・
全く「新たな」Cを生み出す!!!
という事象です!
そして、ヘーゲルはアウフヘーベンの目的を、
世界の「見方」を変えられる事
と説きます。
そして、ヘーゲルは、それを可能にする為の「前提」として、
人間には「自己意識」がある
と説きます。
そして、自己意識とは、
自分だけが「自立した」絶対的な存在で・・・
世界を「自分の意のまま」に出来る意識・・・
と定義します。
そして、自己意識を持った人間同士が「出逢う」と、
お互いに、自らの自立性を「承認して」貰いたいと考えるが故に・・・
世界を意のままに出来ると考える、相手の「存在を否定」し始める・・・
という事に結び付きます。
これが、
お互いに、相手の「存在を消そう」とする戦闘に繋がる・・・
とヘーゲルは説きます。
しかし、どちらかの「存在が消滅」すると、
自らの自立性を承認してくれる「相手」が・・・
「お互いに」存在しなくなる・・・
という、ここでも「矛盾」が生じます。
そこで、
勝者は敗者を「生かし」つつ・・・
主人と奴隷という「主従関係」を結ぶ・・・
という「関係性」を生み出します。
すると、
主人は、奴隷に命令出来る「自立性の意識」を保持し続ける事が可能になり・・・
奴隷は、主人の命令に従う「依存の意識」を保つ事で自らを存在させる・・・
という関係性になります。
しかし、その為に奴隷は、自らの「自立性」を否定しなければなりません、、、
すると、ここでオカシナ現象が生じます!!!
それは、
主人は奴隷が存在しなければ、「生きて」いけなくなる・・・
つまり、自らの自立性が否定され、奴隷に「依存」する結果になる・・・
という事です。
しかし、一方の奴隷は、主人の命令に従う事で、
「新たな知と経験」を獲得し続ける事が可能になり・・・
「逆に」、自立に向かって進んでいく・・・
という「逆転現象」が起き始めます!!!
つまり、主人と奴隷は、
お互いに「全く逆の立場」であった事に気づき・・・
そこから「新しい自立」の概念が生まれる・・・
これがアウフヘーベン(止揚)の真意!!!
という事です!
そして、アウフヘーベンには
① 破棄する
② 保持する
③ 高く持ち上げる
という「3つ」の意味があります、、、
この箇所も、かなり難解ですね(笑)
ところで、TOPICSでは「理想と現実」の真意や、「過度な二者択一に陥らない」などの視点も取り上げています。
そして、アウフヘーベンで逆転現象が起きても、
「現実」には、奴隷は奴隷のまま・・・
です。
では、敢えてあなたが「選択と決断」をするとしたら、
主人と奴隷の、「どちら」ですか???
ただ、この問い掛けも、
「アウフヘーベン上の」選択と決断・・・
「現実上の」選択と決断・・・
どちらを「当てはめる」のか???
で「違って」来るでしょう(笑)
そして、アウフヘーベン上の主人は、どらかと言えばネガティブな印象を受けるでしょうが、
主人は、奴隷の自立性に「貢献」している
というのも事実であり真実です。
そして、
自立と依存は「両方が揃って」初めて存在可能となり・・・
それぞれが「独自の役割」を担っている・・・
それが故に、「共依存」とは全く違う!!!
という視点が大切で必要です!
なぜなら、同じ事は、
子育てや教育でも起こりがち
だからです。
また、仕事に当てはめると、
役職や肩書きの真の意味は「適材適所」
という事に気づけるはずです。
そして、「他者は自分を映す鏡」や「多様性」も言われますが、
皆それぞれ違うのが、「当たり前で自然」な事!!!
です!
ちなみに、似たような視点では、TOPICSで幾度か取り上げた、カントの「アンチノミーの提唱」や「温故知新」も当てはまるので、考えてみて下さい(笑)