砂上の楼閣という現代社会 ~過去にせよ未来にせよ「その時」は常に「今」~

私は小さい頃から剣道・野球・バドミントンなどのスポーツもしてきましたし、今でもスポーツを観るのも好きです(笑)
そして、そのようなオリンピックを目指して頑張ってこられたアスリートの方や、観戦(応援)やボランティアとして参加するのを楽しみにされている方も大勢いらっしゃる事でしょうし、そのお気持ちは充分に理解出来ます。

ただ、その点を踏まえた上で、この先を進めて参ります!
まず、私はこのTOPICSにおきまして、繰り返し繰り返し「(過度な)二者択一に陥らないように」との視点をお伝えして来ております。
この真意には、「可能性(という選択肢)を広げる」為にという側面も含まれております。
しかし、実際に「二者択一」でどちらかを選び決断する必要がある場面が存在するのも事実です。
しかし、ここで問題となるのは、

 

「意図した」二者択一を作り上げてしまう

 

という部分です。
東京オリンピックに関しても、感染拡大を防ぎ、命と健康そして医療などを守る為に、

 

「開催」か「非開催(延期も含め)」かという「土台」が・・・

いつの間にやら・・・

「有観客」か「(一部も含め)無観客」かに・・・

論点が「すり替えられて」いる・・・

 

というのは一部のメディア等でも取り上げられておりますので、ご存じの方もいらっしゃる事でしょう(なお、このTOPICSの掲載時点では1都3県は無観客という方針との事ですが)。
また、そもそもコロナ禍の前には7~8月の酷暑の中でオリンピックを開催する事自体に異議や異論が噴出し、アスリートの方は勿論、応援する観客の熱中症対策なども考慮して秋頃に変更出来ないのか???などが叫ばれていた頃もありました。

と、先ほどのようにスポーツは好きな私でもありますし、ビビり(怖がり)の私ですので、下手な事?人の神経を逆なでする?ようなTOPICSを書いて炎上!?のような事になるのも嫌です(苦笑)
勿論、炎上するまでの影響力は私にはありませんが(笑)

 

ただ、そのような私ではありますが、2015年6月25日のTOPICS『 東京オリンピック 』においては、東日本大震災からの「復興オリンピック」で始まったにも関わらず、いつの間にやら「コンパクトオリンピック」に変質している点(しかも現在ではコロナに打ち克った証???にも変貌)、また、その時点での被災地ではまだまだ復興の道筋すら付いていない状況でもありました。
そして、それと共に「おもてなし」についてもコメントし、その趣旨としては、

 

「おもてなし」とは本来はそこに住む人も含まれる

 

という旨のコメントも付しております。
そして、今回のオリンピックでは海外から入国される方々の水際対策なども勿論必要でしっかりとやらなければならない面があるのもその通りですが、このオリンピックには関係者やボランティアなど多くの(国籍などは関係なく)日本に住む方々も関係してきます。

そして、関係者やボランティアなどの方々にもワクチン接種をさせるような方向性がある模様ですが、そもそも2回目の接種を行い、それなりの抗体が出来る頃には少なくともオリンピックは終了しており、パラリンピックの開催に入っているとの指摘が数多くあります。
そして、当然ながら、海外から入国される方々にせよ、日本にお住まいの方々にせよ、感染された方々に非がある訳でも悪い訳でも全くありません!
しかし、感染拡大傾向が続いている中で、逆に日本にお住まいの方々がアスリートなどの方々に感染させる事の無いような充分な仕組みも体制も取れていない(準備されていない)現状では、果たして「真のおもてなし」は可能なのでしょうか???