前半:心の軸を保つ ~E・キューブラー・ロス氏とPCIT(親子相互交流療法)から~

それでは、まず、前半としての今回は、Eテレで放映されている「ウワサの保護者会」という番組から「さよなら!子育てのイライラ」という回の内容を素材として進めて参ります!

ところで、私が行っているカウンセリングにおきましては、小さなお子さんがお越しになるケースはどちらかと言えば少ないです。
ただ、親御さんなどのご相談内容におきましては、お子さんに関する事柄は数多くございます。
そのように、特に小さなお子さんのご相談のケースでは、お子さんへ直接働きかけるよりも、親御さんなどの「内面(側)の視点」にアプローチをする事で、(お子さんも含め)様々な状況などが変化していく事も、とても多いです。

ただ、ここでの意味合いにおいては、親御さんやお子さんなどの、どちらが良くてどちらが悪いなどの、「是非」にアプローチする訳でもありませんし、そのような趣旨でも全く無いことは、誤解を生じるといけませんので、予めご理解頂ければと思います。

 

では、前置きはここ迄に致しまして、本題に入って参ります!

この番組では、精神科医の加茂 登志子 氏という方が出演されて様々なアドバイスを行っておりました。
そして、同じく出演されていた親御さんにおきましても、お子さんが散らかし放題で片付けない、あ~言えばこう言う~(屁理屈で言葉を返してくる)、子どもの為と思いながら(注意や指摘をする)も、自分のイライラや怒りで子どもに当たってしまうなどの、様々なご意見やご感想も述べられておりました。

また、このようなケースは小さなお子さんに限らず、小中高生も含めてのものでもありますが、ご夫婦の間などでも、旦那さんが同じように靴下を洗濯機に入れない!!!などの怒りやイライラを感じている女性の方のお話もよく耳にするかと思います(笑)

そして、「平時」でもこのような環境であるならば、現在の休校措置(また、出勤停止やテレワーク)などの状況では、それに輪を掛けて「感情が昂(たか)ぶる」という事があるのも、ある意味、自然な反応や兆候である事も否めない面もあるかと思います(笑)
故に、これはあくまで私個人の視点ですが、

 

あまり自分を責めないで下さい(責める必要はありません)

 

という視点は頭の片隅にでも置いてみて下さい!
そこで、加茂 氏は最初に二つの提案をしておりました。