感性無きAIから感性を学ぶ ~生死を分ける大問題~

【 当事者の声 】

この箇所では、立場が違う2人の当事者の声を眺めます!

 

1人目は、医師のメアリー・マーフィシーです。

メアリーの夫がケガをして入院した所、一人では歯も磨けない状態にも関わらず、リハビリ施設を早急に退所させられ、自宅に帰されました。

そして、その後に転倒によるケガで運ばれた際も、再びすぐに自宅に帰されました。

 

 

そこで、メアリーはユナイテッド・ヘルスケアに対し、治療の必要性を誰が判断しているのか???と質問しました。

すると、臨床チームとの返答はあるものの、チームの責任者の名前を聞いても、はぐらかされ続けました。

また、自宅に帰された理由に関しても、高齢者だからの一点張りでした。

 

故に、メアリーが苦情対応機関へ相談した所、そこで初めてAIが治療に関与している事実が明らかになりました。

しかし、その後も夫は充分なリハビリを受けられず、他界しました。

そして、このような仕打ちを受けた事に関し、怒りを覚えるか???と質問されたメアリーは、以下の通り心情を吐露します、、、

 

メアリー:
『 それより、夫が恋しいです。 こんな事は止めないといけない。 』

 

 

2人目は、ユナイテッド・ヘルスケアの元従業員で、AIに関与していたアンバー・リンチです。

アンバーの仕事は患者のデータをアルゴリズムに入力し、AIの指示通りに退院させる為の調整係でした。

しかし、AIが決めた入院日数等に関し、不満を抱く患者や家族から非難されるケースが相次ぎました。

 

更に、まだ退院すべき状態でも時機でも無いなど、アンバー自身も同じく感じるケースも多々ありました。

しかし、AIが算出した日数が絶対視されたが故に、アンバーはAIの指示に従う事が出来ず、辞職に追い込まれました、、、

 

アンバー:
『 全部、お金、お金、、、 本当に嫌でした、、、 』

 

 

では、ここ迄をコメントします!

それは、同じくTOPICSでは幾度も伝えている、

 

最も問われるのは・・・

真の動機!!!

 

という視点です!

 

【 加害者を支援する声 】

射殺事件から5日後、26歳の男性ルイジ・マンジョーネが拘束されました。

そして、警察署へ移送される際、ルイジは報道陣に向かって、以下の声を上げました、、、

 

ルイジ:
『 オカシイだろ! (AIに判断を明け渡すのは)米国民の知性や経験を侮辱している! 』

 

すると、ルイジの声に賛同し、釈放を求めて支援する人々が現れ始めました、、、

 

支援の声A:
『 国民皆保険制度への支持を示し、ルイジへの人権侵害に抗議する為に来ました。 』

 

支援の声B:
『 人道に関わる問題だからです。 この国の医療制度は、まるでぼったくりです。 AIが保険請求を審査して、効率性を理由に命に関わる病気の人達が切り捨てられるんです。 』

 

支援の声C:
『 今、知らず知らずにAIが浸透して来ているのが怖いです。 そもそも、医療は金儲けの対象であるべきじゃありません。 保険会社はAIを使って、契約者からお金を取れるだけ取ろうとしているんです。 』

 

 

そして、支援の声の核心にあるのが、

 

医療現場でAIへの依存の高まりが生み出した・・・

保険金支払いの判断という問題に体現される・・・

アメリカの医療保険業界に対する人々の怒り・・・

 

という事です。

つまり、

 

生死を分ける判断を・・・

医師が裁定するのではなく・・・

AIが審判を下すかの如く・・・

人間の命を脅かしつつある・・・

 

という大問題が、既に生じている事を意味します、、、

 

そして、支援の声をインタビューしたのが、数学者でケンブリッジ大学教授のハンナ・フライです。

そして、インタビューを終えたハンナは、以下の振り返りをします、、、

 

ハンナ:
『 この人々の怒りの声の強さは、驚くほどです。 でも確かに、もし、自分や家族が保険金が必要な状況になって、その時、請求を却下されたらと考えると、怒るのはもっともだと思います。 でも、人が殺されたんです。 被害者には家族がいて、子どもがいました。 今、ルイジを支持している人々は、この重い事実から、敢えて目を背けている気もしてしまいます。 』

 

 

では、2つ問い掛けます、、、

それは、AIには、

 

「自分事と他人事」の判断が付けられるのか???

人間が抱く「自己矛盾」を理解出来るのか???

 

あなたであれば、どのように「考え」ますか、、、

 

【 ブラックボックスと化する 】

AIアルゴリズムは、その性質から、

 

ブラックボックス

 

と、呼ばれる事もあります。

 

そして、アルゴリズムでは、

 

片側からインプットとして情報を入れると・・・

反対側からアウトプットとして答えが出る・・・

 

というのが、本来の自然な流れです。

故に、

 

この流れの中で大事になるのが・・・

中間のアルゴリズムの中で・・・

何が起きているのか???

 

という点です。

 

 

ただ、アルゴリズムの中で起きているのは、

 

膨大な量の計算だけ

 

というのが事実です。

しかし、計算量が膨大であるが故に、インプットからアウトプット迄の流れに関し、

 

全ての流れを完全に辿る事は・・・

人間には出来なくなった・・・

 

という事です。

そして、AIの動きを人間が監視出来なくなったが故に、

 

AIが好ましくない行動を取るケースも・・・

最近では頻繁に見られるようになりつつある・・・

 

というのが実態です。

 

 

例えば2019年、AI研究者で医師のジアド・オーバーマイヤーが調査を行いました。

そして、調査の対象となったのは、病院が使うAIでした。

そして、このAIは、

 

治療の必要度が高い患者を選び・・・

優先的にケアする事を目的・・・

 

として導入されました。

しかし、AIが優先的に選んだ患者は、

 

白人が圧倒的に多かった

 

という結果になりました。

更に、同じく優先的に選んだ要因の一つが、

 

病気が最も重い人ではなく・・・

最も多くの医療費を払った人・・・

 

という事実も判明しました。

 

そして、ジアドの調査が行われなければ、

 

AIの過ちに気づけた人は・・・

皆無だった・・・

 

と、推測されています、、、

 

 

では、ここ迄をコメントします!

それは、同じくTOPICSでは幾度も伝えているのが、

 

各種ハラスメントなども含め・・・

他者をコントロール(支配)したい欲求の源は・・・

自分に向けた劣等感と同時に・・・

他者を含むあらゆる面への怖れ・・・

 

という視点です、、、