第561回:『 逃げるが勝ちも大切な魂の視点 ~戦後80年の先を見据える~ 』
【 その他参照ワード:トラウマ、PTSD、マインドコントロール、洗脳、シェルショック、砲弾病、戦争神経症、サバイバーズ・ギルト、生存者罪悪感 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
年々、不穏な空気が世界を覆っていますが、
戦争は人間同士の殺し合い
に他なりません。
故に、どんな言い訳も弁解も、はたまた、詭弁も一切通用しません。
そして、魂の視点では、
魂は壊れない(死なない)が・・・
傷を負う・・・
のが事実であり真実です、、、
では、番組『 映像の世紀バタフライエフェクト 』(NHK)から、「 戦争のトラウマ 兵士たちの消えない悪夢 」の回を少し眺めます!
【 シェルショック(砲弾病)の発生 】
第一次世界大戦(1914~1918年)はヨーロッパが「舞台」でした。
長年に渡り大きな戦争が無かったヨーロッパでは、戦争を「ロマンチックな冒険」と捉える若者が増え、その多くが志願兵となりました。
そして、第一次世界大戦では、戦車や大砲や機関銃などの「大量殺戮兵器」が初めて使われました。
故に、身を守る為に、地面に穴を掘って隠れる、塹壕での「消耗戦」となりました。
すると、数多くの兵士に、
シェルショック(砲弾病)
が発生しました。
シェルショック(砲弾病)とは、
目立った「外傷」が無いにも関わらず・・・
手足などの体が震え、「歩行困難」になる・・・
という症状です。
そこで、医師は「根拠」が全く無いにも関わらず、砲弾などの衝撃で、脳や脊髄が傷付いたのが原因と診断しました。
しかし、
次第に原因を間違った「心因性」に押し付け始める・・・
という事が行われました、、、
【 人体実験にされる兵士 】
戦争が続くにつれ、兵士は他にも「様々な症状」を呈するようになり、
戦争神経症
と総称されました。
すると今度は、戦争神経症は、
戦場から逃れる為の「仮病(間違った心因性)」
と医師は診断しました。
そして、医師は、
「弱い心身」を鍛え直す事が治療
と考えました。
そして、
魚雷攻撃と名付けた・・・
高圧電流を体に流す電気ショック療法・・・
という、治療と称した「人体実験」が広まっていきました。
実は、電流を流された兵士は、「痛み」から逃れる為に、無理難題の中で体を動かしたのが実態でした。
兵士の言葉:
『 路面電車を動かすほどの強いショックを受けたので、同じ経験を繰り返すくらいなら、軍法会議に掛けられた方がマシだと思った。 』
このように、兵士の「心の傷」が初めて着目されたのが、第一次世界大戦でした、、、