神経伝達物質(ニューロン)とヒプノセラピー(催眠療法)&ヒーリング

『 あなたの免疫システムは、あなたが考えていること、あなたが覚えている、あるいは、聞いている音、あなたの毎瞬のフィーリング、そして、あなたの心の状態の全てとコミュニケーションを取っている 』

 

そして、このような神経学的なコネクションは、私達の体には、

 

「10」の10乗の、さらに、その11乗の接続がある!

 

と言われています。
1の後にゼロが10個続いて、それが11回繰り返されるという、天文学的な数のコネクションがあるとされています。
つまり、ある一つの神経学的コネクションが、何らかの理由でその繋がりを絶たれたとしても、さらに天文学的な数のコネクションが私達の体の中には内在されているということです。
そして、それを可能にしているのが、無数にある神経伝達物質(ニューロン)です。

 

ところで、先日TVのバラエティー番組で、鶏に催眠をかけて体を硬直させるという催眠術師が登場していました。
私も最後の方だけ見ていましたが、

 

鶏(動物)に催眠を掛けて体を硬直させるというのは、催眠ではない!

 

と、私は考えています。
動物には随意・不随意運動などの機能が備わっています。
それは私達人間でも実験出来ます。

 

左右どちらの手でも構いませんので、小指を折り曲げて、その小指を手の平に付けて下さい。
そして、小指を手の平に付けた状態で、隣の薬指をまっすぐに伸ばしてみて下さい。

どうでしょう?
・・・・・・・・・・

薬指をまっすぐに伸ばすには、かなりの困難が生じないでしょうか?

 

このように、人間でも動物でも体の作りとして実現しづらい格好や、その状態のままだと固まってしまう(硬直)というものがあります。
これを人間に対して、先のように言葉で誘導して、その状態を作り出してあげれば、催眠と言えないこともありません。
ヒプノセラピスト認定講座では、このような体の仕組みを利用した催眠誘導・暗示なども教えています。

 

しかし、動物には言葉は通じません。
催眠は相互のコミュニケーションで成立します。

 

動物に催眠を掛け、そして硬直させるというのは、動物の体の仕組みを利用していると考えます。
動物がこのように硬直した状態を作り出すのは、外敵から襲われた際などに「擬死」として活用するとも言われています。

 

ちなみに、動物と意思疎通が出来る人もTVで紹介されたりしていますが、私は個人的には、これは「あり得る」と考えています。