昭和の高度成長から学ぶ成熟と成長の違い:後半 ~過去を糧に未来を繋げる~

第582回:『 昭和の高度成長から学ぶ成熟と成長の違い:後半 ~過去を糧に未来を繋げる~ 』

【 その他参照ワード:東京オリンピック、大阪万博、いざなぎ景気、ガラスの天井 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

まず最初に、前回のポイントを3点だけ伝えます!

 

《 「今(現在)」の常識や基準や価値観のみで、過去の全てを「判断」してはいけない 》

《 自分を大切に出来ない人は、他者も大切に出来ない 》

 

そして、1955年(昭和30年)から1973年(昭和48年)の間が、

 

高度成長の時代!!!

 

です!

 

 

では、今回も番組『 映像の世紀 バタフライエフェクト 』(NHK)から「 昭和百年(3)高度成長 やがて悲しき奇跡かな 」の回を眺めつつ、様々な視点を加味して進めます!

 

【 教育が人を創造する 】

1964年(昭和39年)、東京オリンピックが開催されました。

そして、特に脚光を浴びたのが、「東洋の魔女」と言われた女子バレーボールチームです。

チームを率いた監督は陸軍の小隊長出身で、戦地を生き延びた経験を持ちます。

 

そして、チームのドキュメンタリー映画も製作されました。

すると、映画では深夜に及ぶ練習に加え、休日も無い実態などが紹介されると同時に、

 

現在で言う所の、監督から選手へのパワハラなど・・・

 

の場面も公開されました。

勿論、映画の製作者も然り、観客も、

 

好意的に受け取った

 

というのが「当時」の自然な流れでした。

 

ただ、アメリカの雑誌の中には、

 

集団マゾヒズム

 

と批判するものもありました。

しかし、選手の引退後にも、監督が選手の結婚相手を探すなどで、選手から監督への信頼は篤い状態が続きました。

 

 

ところで、この箇所は「賛否両論」が渦巻くケースかもしれませんが、平たく表現すると、

 

アメムチ

 

と言えるかもしれません(笑)

そして、昭和(48年)生まれの私ですが、子どもの頃から剣道や野球と、

 

上下関係が重視される・・・

いわゆる体育会系を経験!!!

 

しました!

故に、「今(現在)」の私にも、

 

スポ根や精神論も一考する余地

 

はあります(笑)

勿論、偏向や行き過ぎはダメです!!!

 

 

そして、現在の教育現場に限らず、世の中や社会では、

 

昭和生まれの40代~50代が影響力を持つ(そのケースが多い)

 

という状況かもしれません。

つまり、

 

常識や基準や価値観の変遷の過渡期

 

なのかもしれません。

勿論、昭和が古くて悪く、現在が新しくて良いという意味ではありません。

 

故に、TOPICSでは、

 

過度な二者択一に陥らない!!!

 

という視点を伝えています!

ただ、

 

幼少期に受けた教育などの影響は・・・

良し悪し両面を含め・・・

大人になっても色濃く残る・・・

 

という側面があるのも、事実であり真実です。

 

 

現在では、「宗教2世」という問題も起こっています。

勿論、この問題では「マインドコントロール(洗脳)」という由々しき大問題が関係しているので、解決に際しては個別事案を考慮し、真剣に取り組む必要性があります。

 

ただ、そのようなケースでは無い日常生活では、

 

「頭でっかち」に陥るのを防ぐ為に・・・

「しなやかさ」を保つ!!!

 

という姿勢が役立ちます!

 

 

【 再び起こる戦争特需 】

オリンピックの熱狂も冷めた翌年の昭和40年、深刻な不況に陥ります。

中小企業の倒産も過去最高に達し、大手メーカーの下請け企業に対する酷い扱いに対し、抗議も相次ぎました。

しかし、同年にアメリカがベトナム戦争に本格介入した事で、朝鮮戦争に次いで、再び戦争特需が起こり、

 

「いざなぎ景気」と言われる・・・

空前の好景気に入る・・・

 

という状況になりました。

そして、これを機に、

 

更なる長時間労働が加速し・・・

労働基準法も有名無実化した・・・

 

という状況も生み出されました。

そして、多くのサラリーマンは会社に寝泊まりし、

 

家族の為に働いているにも関わらず・・・

家族に逢えない・・・

 

という「矛盾」の生活を余儀なくされました。

 

 

しかし、「所得倍増」は7年で達成され、1968年(昭和43年)にはGNP世界第2位という、

 

経済成長だけが注目される

 

という状況になりました。

そして、続々と新商品が作られ、飛ぶように売れると同時に、

 

大量の廃棄品も生まれ・・・

使い捨てを筆頭にした・・・

ひたすら消費をする時代に突入・・・

 

しました。

 

 

ところで、昭和に制定された「労働者派遣法」も、平成になると続々と改正され、現在も続いています。

勿論、短時間や空き時間を活用し、少しでも働きたいなどの要望に添える面もあるでしょう。

ただ、現在に繋がる派遣社員の処遇の推移を眺めると、

 

国(政府)と企業の思惑(真の動機)は・・・

使い勝手の良い人材供給・・・

 

というのは、現在では明らかになっています。

 

そして、派遣切りやリストラも断行されて来た一方、

 

現在では退職代行会社が大人気!!!

 

という時代です!

 

 

つまり、「格差」とは経済面のみならず、

 

時代間や世代間を貫く・・・

大きなギャップ(隙間)を生じさせる・・・

 

という事です。

 

故に、ギャップ(隙間)を埋める為には、

 

幅広く奥深いコミュニケーション!!!

 

が大切で必要です!