陰謀論に騙されない為の視点 ~正負の両面を意識し感性を震わせる~

第573回:『 陰謀論に騙されない為の視点 ~正負の両面を意識し感性を震わせる~ 』

【 その他参照ワード:確証バイアス、ソクラテス裁判、ディープフェイク、オカルト 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

古来から「陰謀論」は存在するものの、特に昨今では、

 

更に過激に「息を吹き返し」つつある

 

という現状です。

そして、同じく古来から、

 

陰謀は「事実として」存在する

 

というのも「歴史が証明」しています。

 

ただ、陰謀と陰謀論の関係では、

 

鶏が先か???

卵が先か???

 

のように、どこか捉えどころが難しい面もあります(笑)

そして、

 

陰謀論には「正負の両面」が存在するが・・・

その「分岐点・岐路」は何処にあるのか???

 

を考えながら、この先を眺めて下さい!

 

 

では、番組『 関口宏のこの先どうなる!? 』(BS-TBS)から「 陰謀論 」の回を少し眺めつつ、ヒントとなる視点を加味します!

 

【 陰謀論の定義と歴史 】

大阪経済大学の情報社会学部准教授の秦正樹 氏による、陰謀論の定義は以下のものです。

 

《 重要な出来事のでは、一般人には見えない力がうごめいていると考える思考様式 》

 

そして、統計学者の西内啓 氏による、歴史上、最初の陰謀論が以下のものです。

 

《 紀元前400年頃のギリシャで行われたソクラテス裁判 》

 

では、ソクラテス裁判を簡潔に紹介します!

 

 

哲学者たるソクラテスは、「真の知者」を求めて政治家や詩人など、

 

賢者と言われる人々と議論を重ねる

 

という「実践」をしました。

そして、議論の末に、

 

賢者と言われる人々の愚かさを暴いた

 

という「結果」になりました。

今風に言えば、「論破した」恰好になるでしょう(笑)

 

すると、賢者と言われる人々の「嫉妬や恨み」を買い、デマを拡散され裁判に掛けられました。

この裁判に際し、政治家・詩人・弁論家の3人が告発した理由が以下のものです。

 

《 国家の認める神々を信奉せず、かつまた、新しい神格を輸入して罪科を犯している。 また、青年を腐敗せしめて罪科を犯している。 》

 

そして、ソクラテスは死刑となりました。

 

 

そして、歴史を「振り返る」と、他にも様々な陰謀論が存在します。

例えば、

 

13~18世紀のヨーロッパの「魔女狩り・魔女裁判」

1923年の日本の「関東大震災時の流言」

1950年代のアメリカの「赤狩り(レッドパージ)」

 

などです。

また、太平洋戦争下の日本では戦争に協力しないと、

 

非国民

 

と糾弾され村八分になり、(特高)警察から拷問まで受けました。

 

 

そして、ソクラテスを告発した3人は、

 

「面子(めんつ)」を潰されたという「自己憐憫」で繋がり・・・

「負の群衆心理」で告発するという「共依存」に陥り・・・

「全て」はソクラテスが悪いという「責任転嫁」・・・

 

というのが実態です。

その証として、告発した理由の中に、

 

存在が「証明」されていない神々や神格などを持ち出し・・・

更に、その神々でさえ、『 国家の認める(神々) 』との「虎の威を借る狐」のように・・・

国家と宗教を自らに都合の良い「後ろ盾」とした・・・

 

という事から明らかです。

言わば、「論点のすり替え」とも表現出来ますが、数年前には「ご飯論法」という、まやかしが幅を利かせました。

また、『 青年を腐敗 』というのも、国家とは「別の考え」を抱く青年を指しているのでしょう。

 

 

そして、ソクラテス裁判から学び取れる、最たる恐ろしい現象が、

 

陰謀論の対象が、「誰か」によって恣意的に変えられると・・・

あっという間に、他人事が「自分事(迫害対象)」になる!!!

 

という事です!

これは、様々な差別や誹謗中傷として、「現実」に起こっています、、、