ガラパゴス諸島の生物達からの警鐘 ~傲慢に陥った人間の末路は~

【 過去の遺物!?と化した《 所変われば品変わる 》 】

ガラパゴス諸島とは真反対の気候の中、氷の王者と呼ばれる絶滅危惧種のホッキョクグマがいます。

ホッキョクグマは冬場に狩りをして、1年間に必要なエネルギーを蓄えます。

そして、食する獲物の9割が、同じく氷上で暮らすアザラシです。

 

 

ところが、北極圏に近いカナダの半島では、気候変動による温暖化の影響で、氷河や永久凍土が溶け始めており、

 

ホッキョクグマの狩りが困難に陥っている

 

という状況です。

本来のホッキョクグマは、夏場はエネルギーの消費を抑える為に、海岸沿いで冬が到来するのを静かに待ちます。

しかし、最近では夏場であるにも関わらず、更に、海から離れた内陸の川沿いで、ホッキョクグマが活動する光景が観察されています。

 

そして、本来のホッキョクグマは、魚を狩る事はありません。

しかし、冬場の食糧難(エサ不足)により、

 

空腹から川魚を狩り始めるという・・・

これ迄には観察されていない行動を取っている・・・

 

という状態に追い込まれています。

 

勿論、ホッキョクグマと言えども、慣れない行動であるが故に、簡単に狩りは成功しません。

しかも、温暖化の影響で大量の雪溶け水が発生しているが故に、川の水量も水位も増加し、魚は川の奥深くに逃げる事が可能になり、狩りが益々困難になっています。

更に、事態はこれに留まりません、、、

 

 

ホッキョクグマが行動範囲を広げた内陸の川沿いは、元々はアメリカクロクマの生息域でした。

しかし、

 

生息域が重なってしまった事で・・・

異なるクマ同士の交配が起こり・・・

同じく交雑種のハイブリッドベアが誕生・・・

 

しています。

そして、交雑種に関しては、先ほどのハイブリッドイグアナと同じ問題が生じますが、日本のクマ被害も然りです、、、

 

 

【 ケガの功名!?から生まれた正負の循環 】

人間がガラパゴス諸島に移住を始めたのが、19世紀初頭です。

そして、1960年代に入ると、

 

観光産業が盛んになったが故に・・・

移住が加速する・・・

 

という流れになり、今では諸島全域に3万人が暮らしています。

 

しかし、住人が増加した事で、

 

従来の自然・生態系に対し・・・

新たな問題が引き起こされた・・・

 

という状況になりました。

 

なぜなら、移住に際して家畜を含め、多くの他の動物も外部から連れ込まれたからです。

しかし、一部の家畜が逃げ出し、

 

野生化して外来種となり・・・

固有種を脅かしている・・・

 

という本末転倒の事態を引き起こしています。

しかも、人間が持ち込んだ、

 

植物でも同じ事が起こっている

 

という状況です。

 

 

ただ、絶滅危惧種のガラパゴスゾウガメでは、状況が異なります。

なぜなら、

 

ゾウガメは栄養豊富な外来種の植物を食する事で・・・

在来種だけを食していた以前より・・・

健康状態が良くなり・・・

繁殖力も上がった・・・

 

という状況になったからです。

そして、

 

外来種の種子はゾウガメのフンとして排出されるが故に・・・

外来種は増加の一途を辿る一方・・・

食されなくなった在来種はドンドン消失している・・・

 

という循環になりました。

ちなみに、似た循環はガラパゴス諸島に限った話では無く、かなり以前から日本の多くの地域(例えば「池」)でも、多数の警鐘が鳴らされています、、、

 

 

【 自然・生態系の創造に人間の力は及ぶのか!? 】

ガラパゴス諸島から目を転じ、都市化されているオランダでは、

 

人間が新たな自然・生態系を創造する取り組み

 

が行われています。

これは、オーストファールテルスプラッセン自然保護区と呼ばれ、町中にある約300ヘクタールの広さの湿地です。

元々は、1970年代に工業地帯の建設の為に、人為的に埋め立てられた土地でした。

 

そして、当時のオランダでは、

 

他の場所でも開発と称した干拓などが行われ・・・

多くの水鳥達が絶滅の危機に追いやられた・・・

 

という状況でした。

しかし、工業地帯の開発計画が頓挫し、土地がそのまま放置された事で、

 

稀少な水鳥達が再び集まって来た

 

という状況になりました。

そして、その光景を見た人々が自然・生態系を復活させ、野生の楽園に変える事を考えました。

 

 

そこで、馬や牛などの草食動物の家畜を品種改良し、放牧しました。

更に、人為的に水辺を増やすなど、環境整備も同時に行いました。

このように、

 

人の手を加えながら自然・生態系を創造する取り組みが・・・

リワイルディング(再野生化)!!!

 

と呼ばれます!

 

そして、放牧された草食動物が草を食する事で、植物の丈を調整します。

更に、草食動物が歩き回る事で土を耕し、豊かな土壌を育む事になります。

そして、他にも様々な動植物もやって来るようになり、《 ラムサール条約 》(水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)にも登録されました。

 

つまり、人の手による新たな自然・生態系の創造ですが、

 

品種改良等に対する賛否の声もあると同時に・・・

まだまだ試行錯誤の途上にあり・・・

結果は未知数・・・

 

という事です、、、

 

 

【 あなたなら、どう考える??? 】

番組のナビゲーターは歌手で俳優の福山雅治さんですが、実際にガラパゴス諸島に出向き、様々な生物達や自然・生態系と触れ合いました。

そして、福山さんは次のように話します、、、

 

福山さん:
『 何を自然と考え、不自然と考えるかという、なかなか難しいところではありますが、象徴ではあるんですよね。 ひとつの進化の過程のね。 今の段階ではストンと腹落ちする進化(の過程)では無いのかなと思いました。 』

 

では、番組は終了し、締め括ります!