第545回:『 プラセボ効果の活用 ~若返り手術というアンチエイジングから~ 』
【 その他参照ワード:メタファー、暗示、潜在意識 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
前回のTOPICSの締め括りでは、
2025年の「心の成長」に関するメッセージは・・・
「目的と手段」を取り違えない!!!
と伝えました!
この視点を、今回の「裏テーマ」として、この先を眺めて下さい(笑)
では、番組『 フランケンシュタインの誘惑 』(NHK BS)から、「 アンチエイジング 欲望の人体実験 」の回を少し眺めつつ、様々な視点を当てはめます!
【 歴史に見る美と若さの追求 】
「過去」の歴史を見ると、美と若さを保つ「目的」遂行の為に、様々な「手段」が取られました。
○ エジプトのクレオパトラは、金や真珠の粉末を混ぜた風呂に入っていた。
○ 中国の楊貴妃は、人の胎盤を不老不死の生薬として服用していた。
○ 日本の小野小町は、鯉の生き血を吸っていた。
いわゆるアンチエイジングは、特に女性に目が向けられがちですが、「現代」では男性が取り組むケースも多いです!
そして、美容整形も身近になっていますが、自分の容姿に対し「自死」を思い詰めるほどであれば、一つの選択肢として成り立ちます。
故に、生きるという「目的」を果たす為に、
時には、「体」に「心」を導いて貰う
という「手段」の活用も役立ちます!
【 人生のリズムやテンポ 】
今回の主人公は、フランスの外科医セルジュ・ボロノフ(1866~1951)です。
ボロノフは1920年代に、
人間を20~30歳ほど若返らせる事が出来る
と主張し、「ボロノフ式 若返り手術」で一大ブームを巻き起こし、現代の魔術師ともてはやされました。
事実、10年間で数万人がボロノフの若返り手術を受けました、、、
ボロノフは1866年にロシアで生まれ、1888年にパリ大学の医学部に入学します。
この時、現在も手術で使われるペアン鉗子(かんし)を発明した、外科医ジャン=エミール・ペアンの助手になります。
そして、数多くの手術に立ち会い、ヨーロッパでトップクラスの外科技術を身に付けました。
1893年、大学卒業後に婦人科のクリニックを開業します。
ここでは、お金持ちの上流階級の夫人を対象に、当時は非合法の中絶手術を行い、年間で約2億円もの利益を得ていました。
1895年、フランスの国籍を取得します。
1896年、ペアンの推薦でエジプト君主アッバース2世の宮廷医となり、14年間勤め上げました。
1910年、44歳の時にフランスに帰国し、再び開業医を続けます。
この頃、血管吻合で有名な外科医アレクシス・カレルの論文に出逢い、アメリカに渡りカレルから技術を学びます。
そのカレルが、1912年に血管吻合でノーベル賞を受賞すると、ボロノフは研究に専念し、「更なる」富と名声を求めるようになります、、、
ところで、「トントン拍子」という言葉があります。
拍子という言葉から、リズムやテンポと関係します。
ここ迄のボロノフの人生は、まさにトントン拍子かもしれません。
そして、リズムやテンポという言葉は「音」と関係します。
しかし、
現在は不協和音で溢れ返っている
のが現状です。
「聴覚」という意味ではなく、
時に、静寂に浸り・・・
心の声に耳を澄ます・・・
という事が、心身共に効果的です!