【 山岡の表向きの理由 】
山岡士郎と栗田ゆう子は、昔からの知人である、デパートを経営する板山社長から頼み事をされました。
その頼み事とは、板山社長の甥の家原隆夫に関する事でした。
家原は優秀で、銀行の分析部に勤務していたものの、独立して経済評論家になりたいとの夢を抱きました。
そして、その為には論文が認められる必要がありました。
しかし、銀行も辞めて浪人の身の上なので、家原に何か働き口を探して欲しいとの事でした。

そこで、山岡とゆう子は家原と会う事にしました。
すると、家原は「今の日本は、安ければ食品や食材の中身などどうでも良いと考える、不景気で元気が無い日本の経済を救いたい」との思いを話しました。
そして、ちょうど昼時なので、ゆう子は家原にご馳走すると話しますが、山岡は割り勘じゃなきゃダメだと話します。
その表向きの理由が、仕事探しを頼みに来たのは家原であって、本来は自分達がご馳走になっても良いにも関わらず、特別に割り勘にしてあげるというものでした(笑)
そして、うなぎを食べに行きます、、、

【 山岡の真意 】
山岡とゆう子は、2000円の「中」のうな重にしました。
そして、家原は1500円の「並」を注文しようとしますが、山岡は3500円の「特上」を注文しなきゃダメだと話します!
家原が山岡に理由を聞くと、「今の所、家原の方が自分達より貧乏だから」と話します。
しかし、家原は山岡より安い並を注文するのが「自然で当然」と考えます、、、
山岡:
『 いいか、君はこれから一人前の経済評論家になるまで貧乏だろう。 だからと言って貧乏くさい事をしていたら、本当に心まで貧乏になって、まともな論文は書けないぞ。 並だの特上だの、本当はそんな位づけにこだわるのはくだらない事だ。 だけど、貧乏な時には自分を奮い立たせる為に、こういう事をすることも必要なんだ。 』
山岡の真意を見抜いたゆう子も続けます、、、
ゆう子:
『 家原さん。 自分を奮い立たせる事が出来なくて、どうして日本人を奮い立たせる論文を書けるの? 』
すると、家原は山岡とゆう子の「言葉」で、いい論文が書けそうだと元気に特上をかっ込み、倍返しの出世払いでとお金を払わずに、意気揚々と店を出て行きました!!!
家原を見送る山岡とゆう子は「笑顔」でした(笑)

では、シンプルに締め括ります!
【 人間関係の取捨選択の真意 】
全ての人間関係には、
距離感
が伴うのが自然な事です。
そして、
時によっては、距離を置く・・・
場合によっては、(一時的に)関係を絶つ・・・
という対応が、大切で必要なケースもあります。
つまり、人間関係でも、
時と場合に応じて、取捨選択を心掛ける
という事です。

ただ、取捨選択の真意とは、
見捨てるという意味では無い!!!
という点が、同時に大切で必要です!
なぜなら、取捨選択を人間関係に当てはめる時も、
過度な二者択一に陥らずに・・・
グラデーション(濃淡)を活用する!!!
という事が役立つからです!
そして、グラデーション(濃淡)の活用を別の言葉で表現すると、
時と場合に応じて、自らで考え判断し・・・
自らの出来る範囲内の支えや寄り添いを実践する・・・
という事です。

そして、難しく感じるのが『 (時と場合に)応じて 』のケースであるが故に、
「しなやかさ」を心掛ける
と、TOPICSでは幾度も伝えています(笑)
そして、ここ迄の内容に関しても、
実践する前に・・・
自らの内面を整理し・・・
自らの思考や観念を取捨選択する作業が大前提!!!
になります!
これが、頭の中の「ガラクタ」を整理するという意味です(笑)
なぜなら、
自分の目が曇っていると・・・
相手の姿が歪(ゆが)んで見える・・・
からです、、、
