誰かや何かの為にという真の動機 ~刑法学者:團藤重光ノートから鶴の一声を考える~

真の動機は正義や正解などという性質ではなく・・・

そして・・・

自律・自立とは全てを自分一人で行う事ではなく・・・

分からない事は知っている人に聞いて教えて貰い・・・

助けや協力が必要な時には・・・

寄り添いや支え合いを積極的に求めて良い!!!

 

というものです。
そして、今回の素材からも、

 

法律は国会で成立するものであり・・・

そのような前提のある元での司法の全てが正義ではない・・・

そして・・・

憲法の範囲内では如何様な法律も作れる(その可能性は残されている)・・・

 

という事になりますが、現在は憲法を改正して緊急事態条項等を規定するとの動きが活発化しております。
私は憲法であっても何であっても、人が作ったものには不備もあり、時代等にそぐわないものが出て来て当然と思っておりますので、真に大切で必要な項目であれば改正しても構わないと思っております。
ただ、現在議論???されている緊急事態条項の中身を平たく表現すると、

 

国(政府)が緊急事態と認定した暁には・・・

人権を制限(制約)出来る・・・

 

とのものですが、あくまで私自身が感じる、ここにある国(政府)の真の動機の根底には、

 

国家あってこその国民・・・

つまり、国家があって初めて国民は存在する事(生きて生活する事)が出来る・・・

 

とのものですが、

 

これの裏を返すと・・・

国家に従わない者は国民ではない(存在させる価値が無い)・・・

 

となります、、、

 

そもそも憲法というものは・・・

権力者(権力側)を規制し国民を守る為のもの・・・

 

です。
そして、今回の素材では『 大法廷回付では(法律に対する)憲法判断を行う事が可能となる 』と出ておりましたが、もし仮に、この先に徴兵制であったり、様々な人権を制限(制約)する法律や解釈(閣議決定など)が出て来たとして(既にその兆候はここ10年程は顕著になっておりますが)、

 

そこで今回ご紹介した同種のケースが起きたら・・・

現行憲法ですら忌避される事態ともなりかねず・・・

改正憲法となっては(中身によっては)人権制限(制約)にお墨付きを与えざるを得ない判断しか出来なくなる・・・

 

という事になります。
ここには、いわゆる右派や左派や他の主義やイデオロギーなども関係ありません
なぜなら、

 

他人事ではなく自分事

 

であるからです。
それは、今回のコロナ禍の経験でも重々身に沁みてお分かりになるのではないでしょうか、、、

そして、今回のような憲法や法律や緊急事態条項等に関しては難しく感じられるかもしれませんが、

 

無関心や・・・(過度な)無知や・・・

他人任せで知ろうともしない姿勢などの不作為も・・・

全ては・・・自らのした事は自らに反ってくる・・・

 

という事になります、、、

少々!?重たいテーマではありましたが、幾度もお伝えしておりますように、

 

最も問われるのは真の動機!!!

 

という点だけでも心掛けていれば、

 

負のカルマ(業)とはならない!!!

 

という事になります(笑)
勿論、そこには、

 

目には見えずとも・・・

形はどうあれとも・・・

《 実践 》を伴う事も必要!!!

 

です(笑)

ちなみに、今回の素材の内容の一連の流れを眺めてみると《 鶴の一声 》と言われるものにもなりますが、《 鶴は千年亀は万年 》とも一方では言われます、、、

勿論、鶴亀算のように鶴にも亀にも全く罪はありませんし、逆に特に鶴にしてみたら《 はた迷惑 》な表現かもしれませんね!?(笑)

皆さんの職場などでも今回と似たような事例は多発しておりませんでしょうか、、、(笑)

 

なお、法律や裁判(官)などのテーマを素材として活用しているものとしては、2022年7月30日の第418回目のTOPICS『 迷いや悩みには丁寧という側面もある ~元裁判官から学ぶ視点~ 』などもございます!

 

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