(降伏後に捕虜となり、街の復興の為に労働を課されたドイツ人の男性が肺炎になり入院した時の出来事です)
『 病室には看護師が一人いました。
ある夜、彼女がやって来て、私を起こして言いました。
「これを飲みなさい!」 「何を?」 「これよ!」
牛乳をくれたのです。
牛乳は当時貴重品でした。
もう何年も見た事が無かった。
毎晩コップ1杯の牛乳を運んで来てくれました。
回復した後、私はその看護師に尋ねました。 「なぜ、助けてくれた?」 「なぜ、牛乳を?」
彼女は答えました。 「弟にソックリだから」
「弟は元気なのか?」と尋ねたら、「死んだ」「ドイツ人に殺された」。
ドイツ人が弟を殺したと言うのです。 「なぜ?」
「私達はユダヤ人」、、、
まさかそんな事が、ユダヤ人がドイツ軍人の命を助けるなんて。
彼女の行為はおよそ《 信じられません 》でした。
そのまま(私を)死なせても差し支えなかったはずです。
彼女は一人の《 人間 》でした。
ユダヤ人であろうがなかろうが《 真の人間 》でした。 』
ちなみに、ヒトラー繋がりという訳ではございませんが、2021年9月18日の第374回目のTOPICS『 「長いものには巻かれよ」の真意 ~ヒトラーの予言者ハヌッセンの数奇な人生より~ 』などもございます!
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