前半:心の軸を保つ ~E・キューブラー・ロス氏とPCIT(親子相互交流療法)から~

中盤における「Don’t スキル(行わない)」の《 質問 》 の箇所において、『 出来るだけ・・・Why?なぜ?・・・は、使わないように 』とのポイントを最後に補足してお伝えしますとコメント致しましたが、それが、

 

出来ない理由を探すのではなく

出来るようになる為の何かを考える

 

というのが変化を起こす際に大切になる視点だからです。
そして、これを別の表現で代弁しますと、

 

「悩む」事と「考える」事は・・・違う

 

という意味になります。
つまり、

 

「悩む」とは「感情」が優位に働き過ぎて・・・

出来ない理由を探し始める

 

という傾向が高くなるのに対し、

 

「考える」とは「理性」を重視して活用する視点に結び付き・・・

出来るようになる為の何かを(無意識を含め)生み出すようになっていく

 

という方向性における大きな違いが生じてきます。
そして、特に最近の「大人」の「行動」に顕著に見られるようになってきた、

 

「悩み」が昂じて根拠のない自信からの「行動」に先走り・・・

それが故に、その「行動」を取った「理由」を説明する事が出来ず・・・

 

詰まる所「考えていない(考えていなかった)」という「不作為の行動」の証となり・・・

更に、上手く行かないが故に・・・

 

「悩む」という「行動」に戻ってしまい・・・

これが負のスパイラルに陥る・・・

 

という循環にもなってしまいます。
そして、「悩む」ということ自体が悪い訳ではありません。
これが、このTOPICSでも繰り返しお伝えしておりますように、