トップページ » 「動機」を捉えるとは・・・ ~麻酔という医療特許と精神医療の身体拘束のケースから~

「動機」を捉えるとは・・・ ~麻酔という医療特許と精神医療の身体拘束のケースから~

こんにちは!
レイキ ヒーラー&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

ところで、今回は「「動機」を捉えるとは・・・ ~麻酔という医療特許と精神医療の身体拘束のケースから~」というテーマを、二つの番組をご紹介する事によりお届け致しますが、普段のTOPICSでもそうですが、今回は特に、良い悪い、正しい間違いなどの「二者択一の判断」に焦点を(あまり)当てずに読み進めてみる事を意識してみて下さい!

そこで、まず、「動機」という言葉を聞くと、どうしても「犯行の動機」などのネガティブなイメージを伴って思い浮かべてしまう方も多いかと思いますが、より簡単に、

 

「動機」とは「思い」と同じように捉えてみる

 

という意識を持つと、今回のテーマは、より理解しやすくなっていくかもしれません(笑)
そして、今回は「考える素材」の提供に主眼を置いておりますので、私の個人的見解や視点は、最後に少しだけお伝えして参りますが、ここから先は、自由な発想や連想で味わって頂ければ、より「実りある」ものになるかもしれません(笑)

 

では、最初の番組は、このTOPICSでも幾度か取り上げております、フランケンシュタインの誘惑E+「麻酔 欲望の医療革命」からです。

そこで、この番組の冒頭において、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑 氏と、免疫機能を高めガン細胞を攻撃する医薬品「オプジーボ」の特許(料)を巡って、共同開発をした製薬会社との交渉(これは現在も続いております)と、かつての共同研究者も特許を主張し、アメリカの地方裁判所では、この特許権が、この共同研究者にも認められた判決が紹介されて進んでいきます、、、

 

ところで、このような「医療特許」を巡る争いは「麻酔法の発明」から始まったと言われております。
日本では、1804年に外科医の華岡青洲が内服薬を使っての麻酔実験を始めていました。
ちなみに、ご存じの方も多いかもしれませんが、この人は、世界で初めて全身麻酔下での外科手術(乳がん摘出)を行った事でも有名であります。

そして、それから40年あまり後に、現在では主流となっている「吸入麻酔法」がアメリカにおいて、歯科医のホレス・ウェルズ(1815~1848)と、そのウェルズの弟子でもある、同じく歯科医のウィリアム・モートン(1819~1868)により開発されました。

そして、この二人の間で、ウェルズは吸入麻酔の最初の発明者としての「名誉」と、モートンは吸入麻酔による「医療特許(としてのお金)」を巡り、争いに入っていきます、、、

 

さて、当時の外科的治療(手術や抜歯など)では、痛みという大変な苦しみが伴っていた為に、お酒やアヘンで感覚を麻痺させたり、体から血を抜く事で失神させたり、時には、痛みへの怖れから自死する人もいた状況です。

そのような中、ウェルズは当時の見世物として流行していた「笑気ガス 吸入効果の大実演会」を見て、ヒントを見出していきます。
ちなみに、この笑気ガスとは「亜酸化窒素」の事で、現在の歯医者さんや病院などでも、患者さんの検査や治療の際に、気持ちを落ち着かせる事を目的として導入している所もあります。

 

そして、この実演会というのは、笑気ガスを吸った人々が、ハイな気分になったり、失神したりする様子を見て面白がるような「代物(しろもの)」でしたが、ウェルズは、このショーに参加していた人々が血を出したり怪我をしているにも関わらず、痛みを感じていない様子を見て驚きを受けました。

そこから、この亜酸化窒素を使えば抜歯時の痛みが消えるのでは?と考え、自らへの人体実験を含めた、様々な実験に取りかかっていきました。
そのように実験を繰り返していき、実際に何十人にも笑気ガスによる抜歯を行っていた所、痛みを訴える人がいなかった為、ウェルズはこの方法を地元の歯科医にも教えていく事になりました。

この時のウェルズに対しては、このような方法を「自分だけ」のものにするのでもなく、患者さんに「より良いサービスを提供」する為に、様々な発明をする人と好意的に捉えられていました。

 

そして、1845年にウェルズは弟子のモートンと共に、医師やハーバード大学の医学生の目の前で、無痛公開抜歯手術を企画します。
勿論、当時は医師の間においても、無痛手術は成し遂げられていませんでした。
そのように、医師等からの嘲気笑いが起こる中で手術は行われていきましたが、亜酸化窒素の投与量がわずかに足りなかった為に、このデモンストレーションは失敗に終わり、この事により、ウェルズは歯科医を辞め、失意の淵を何ケ月も彷徨うことになります、、、

 

それから半年が過ぎ、モートンがウェルズの元を訪れてきました。
色々な話をしている中で、実は、モートンが訪れた理由は、ウェルズの吸入麻酔法が莫大なお金を生み出す事に気づいており、この方法をウェルズから盗み取る事が目的でした。

 

実は・・・モートンは若い頃・・・詐欺師(ペテン師)をしていたのです・・・

 

このようにモートンの「真意」を見抜けぬままに、ウェルズは丁寧にその方法を伝授していきました。
そして、方法を授けられたモートンは、吸入麻酔法を自分の発明にしようと考え、そこで目を付けたのが、亜酸化窒素ではなく、

 

ジエチルエーテル

 

という揮発性の液体の薬品でした。
これまでも、このエーテルを吸うと吐き気や呼吸困難が治まることは知られていましたが、1846年に、モートンは自らの発明品と銘打って、公開手術を企てていきます、、、

 

そして、この公開手術の舞台となったのが、マサチューセッツ総合病院であり、以前の公開手術ではウェルズが麻酔から執刀まで自ら一人で行ったのに対し、この時のモートンは、自らは麻酔をかけるだけであり、執刀は外科医に行って貰うなど、医師にも華を持たせる(と同時に、失敗した時の自らの責任を逃れる為にも)段取りを取っていきます。

そして、この公開手術は成功に終わるのですが、この際にモートンは人目を惹きつけ、見栄えを良くするためにフラスコを利用したガラス製の吸入器まで用意していました。
そして、この公開手術の成功がキッカケとなり、

 

「無感覚」を意味するギリシャ語の「アネステイシア」を語源とする・・・

「アネスシージャ(anaesthesia)」という「麻酔」を表す言葉が生み出され・・・

 

この出来事により、モートンの名は世界に知れ渡るようになっていきます、、、
勿論、痛みのコントロールが可能になったという事象は、医学上においても、人類史においても、有益で画期的な事でありますが、これを境に、逆にウェルズがペテン師とみなされ、モートンは偉人と称えられるようになっていきました。

 

このモートンの裏切りにより、ウェルズの心は怒りに支配され、自分が第一発明者である訴えをメディアなどを通して行っていきます。
そして、この二人の争いが世間に知られると、あちらこちらからも、自分が吸入麻酔の発見者だ!との名乗りが上がり、「医療特許」の大論争を巻き起こしていきます、、、

 

その名乗り出た人の内の一人が、医師で化学者であり、化学会の権威者であったチャールズ・ジャクソンという人でした。
実は、モートンは先の公開手術に先立って、ジャクソンに様々な相談を持ちかけていました。
手術で人目を惹くために活用したガラス製の吸入器もジャクソンのアイデアでした。
そこで、モートンとジャクソンの間で、「特許」を連名にする事で「名誉」と「お金」を山分けする事で手が打たれていきます。

 

そして、公開手術の1ケ月後に、アメリカ特許庁が「吸入麻酔法」の特許を認める事になりましたが、ここに、「現代にも綿々と受け継がれている」3つのポイントが存在していました、、、
それが、

 

① エーテルという「医薬品」

② フラスコ吸入器という「医療機器」

③ 吸入麻酔法という「医療法(医療のやり方や進め方)」

 

でした。
モートンが取得した特許はアメリカ国内で14年間有効であり、その間、吸入麻酔法を行う全ての医師や歯科医は特許料を支払う事になっていきます。
この事も、更に大論争を巻き起こしていきます、、、

 

なぜなら、当時のアメリカ医学界では、医師が医療における発明を特許にする事は倫理に反しているという考えが一般的であり、特許取得により利益を得る事はあってはならない事と考えられていたからです。

と言うのも、モートンが特許を取得する50年ほど前に、医師のエドワード・ジェンナーという人が天然痘のワクチンを開発したが、特許を取得してしまうと予防接種を受けるのが困難になり、多くの人々にワクチンが行き渡らなくなると考え、敢えて特許を取得しなかったという「行動」を取っていました。

 

これにより、医学界では「医療特許」は取得すべきではない、というのが暗黙の了解になっていましたが、モートンの特許取得により、様々な「賛否」の論争が繰り広げられていきます。
しかし、モートンは批判の声に目を向け、耳を傾ける事なく、エーテルにオレンジ香料を混ぜた「リーセオン」という新たな麻酔薬などを更に売り出していきます。

なぜなら、この半年前にアメリカ・メキシコ戦争が勃発し、モートンは多数の負傷者が出る戦地は「大きな市場」になると考えていたからです、、、

 

ところが、モートンの特許を認可した張本人であるアメリカ「政府」は、この特許を無視し、エーテルを無断で戦地の負傷者の治療に活用していきました。
このような「政府の行動」は、次第に病院や個人医師、そして、全米の医学界にまで広がっていき、モートンの特許は崩壊の一途を辿り、残されたのは大量の麻酔薬の「在庫」だけでした、、、

 

一方のウェルズは、以前から無償で亜酸化窒素の使い方などを教えていた事などにより、少数ながらも支持者を得て、自らの救いの道を探していましたが、当時の医学の先進地であるフランスにおいては、吸入麻酔法の発明者はウェルズであると知られるようになっており、パリなどを訪れては自分への称賛の声を励みにしながら、新たな麻酔薬の開発に邁進していました。
それが、

 

クロロホルム

 

です。
しかし、この開発の際にも、ウェルズは自らを人体実験の対象とし、しかも、このクロロホルムには依存性がある事により、次第にクロロホルム中毒に陥っていきました。
そして、中毒による精神錯乱の症状で事件を起こし逮捕され、有罪確定の次の夜に、獄中で隠し持っていたクロロホルムで自らに麻酔をかけ、足の大動脈を切って自死した事により、その生涯の幕を閉じました、、、

 

また、もう一方のモートンは「政府」に対し、特許料の代わりに報奨金を支払うよう要求し、何度も却下されては、再度訴えるという事をしている内に、1860年に特許が期限切れを迎える事となってしまいました。

更に1862年には、ニューヨークの巡回裁判所が、モートンの特許は、そもそもの14年前に認められたその時に遡って「無効」であったとの判決を下し、その後もモートンは麻酔法による特許でお金を得る事もなく、その生涯の幕を閉じていきました、、、

 

そして、麻酔法の発見は医療が「ビジネス化」していく始まりとなり、医療研究が人助け以上に、より「利益を目的」に行われるようになった、、、との見解も存在するとの事です、、、

 

そして、現在の医療特許は巨大ビジネス市場となっており、特にアメリカでは、これが医療費の高騰に繋がり、「医薬品」が高額になっている事で患者さんが薬代を払えない(故に治療も受けられない)状況にもなり、更に、この傾向は「医療機器」でも同様であるが、その一方で、企業が開発費を回収出来なければ、新たな医療も生まれていかない、、、という現実も存在している、、、と、この番組では締め括られておりました。

 

また、現在では「医薬品」と「医療機器」の特許は広く認められる事となっているが、「医療法(治療の方法や手術の方法など)」は、それぞれの国でまちまちになっており、「医療法」に特許を認めているのは「アメリカ・オーストラリアなど」、認めていないのは「日本・イギリス・フランスなど」との情報も結びとして紹介されていました、、、

この番組からの紹介はここで終了ですが、繰り返しですが、今回は特に、良い悪い、正しい間違いなどの「二者択一の判断」に、あまり陥らないように心掛けてみて下さい。

 

では、ここでホッと一息ブレイクタイム!との、私の「思い」からと、麻酔に関してはこのTOPICSでも取り上げる機会もそうそうは無い事から、余談や雑談としての、私自身の体験談を少しお伝えして参りますので、頭の切り替え?にでも活用してみて下さい(笑)

 

私はこれ迄の人生において、3回の全身麻酔による手術を経験しております。
1回目は高校3年生の時の自然気胸の治療によるものです。
2回目と3回目は、大学1・2年生時に、右腕の骨折によるボルトの埋め込みと、同じくボルトの抜去の為の手術です。

 

まず、この全ての手術において、事前に病室でされる注射の作用もあるのでしょうが、手術室で麻酔のマスクを付けられて十数秒で意識を失い、とてもとても麻酔薬に抗(あらが)える性質のものではありませんでした(笑)
この麻酔による意識の消失を私なりに表現すると、もの凄い強烈な立ちくらみ!!!が一番言い得て妙な感じがします!
手術時の記憶も全くありませんが、その時の私の魂はどこで何をしていたのでしょうか???(笑)

 

また、1回目の手術時においては、事前に病室で尿道に管を入れたのですが、お年頃?の私はかなりの恥ずかしさもありましたが、実際に処置が始まると、もの凄い激痛!!!で恥ずかしさもぶっ飛んでしまいました(笑)
そこで学んだ?私は、2・3回目の骨折の手術の時は、手術室で麻酔をかけて貰った後の意識が消失している時に、この処置をして貰うようにしました。
でも、、、覚醒してから後に、その管を抜く際も、結構な痛み!!!でもありました(笑)

 

それと、1回目の手術前夜に、よく寝て体を休める為に睡眠薬を飲むように言われました。
それ迄も睡眠薬は飲んだ事はありませんでしたが、夜中に目が覚めてトイレに行こうとすると、もの凄くクラクラ!!!して、体の行動がほとんど利かない!!!という状態でした。
なので、これも学んだ?通り、2・3回目の手術の前夜には、処方された睡眠薬は一切飲みませんでした(笑)

 

ちなみに、その時のクラクラ感を大人になった今で表現すると、もの凄い強烈な二日酔い!!!に近いのかもしれません(笑)
なお、その後に睡眠薬を飲んだ事は一度もありませんが、今はお薬も進歩している事でしょうし、睡眠薬を服用する事を否定している訳でもございませんので!

 

なお、このような全身麻酔の体験を皆さんはする必要性もありませんが、歯医者さんでの注射の麻酔を経験した事がある方は多いかとも思います(笑)
最近では、この部分・局所麻酔(これを浸潤・伝達麻酔と呼ぶそうです)をする際の針の痛みを緩和する為に、更に(部分・局所麻酔をする前に)歯茎・歯肉に塗る麻酔(これを表面麻酔と呼ぶそうです)のようなものも行われたりしておりますが、便利な世の中になったものですね!

 

では、気を取り直して?次の番組は、ハートネットTV「身体拘束のない国へ ~ニュージーランドからの報告~」から見ていきます!

2017年の5月、日本で英語教師をしていた27歳のニュージーランドの男性の方が、以前から患っていた精神疾患が悪化した為に、日本の精神科病院に入院し、そこでベッドに身体を縛る身体拘束をされ、10日後(10日間拘束され続けた後)に心肺停止に陥り、その7日後に息を引き取った出来事が起こりました。

そして、この出来事が世界各国でも報じられ、日本の精神医療に厳しい目が向けられる契機ともなりました。
ちなみに、心肺停止に陥った理由として、ご家族には、長時間身動きが取れない状態が続いた事により血栓が出来た可能性があると告げられたとの事です。

 

ところで、現在の日本では、精神保健福祉法において、自分や他の人を傷付ける怖れなどがあり、他に代替手段が無いと医師が判断した場合に限り、身体拘束を行う事が認められています。
そして、厚生労働省の「精神保健福祉資料」によると、日本においては、約10年ほど前から身体拘束が倍増しており、現在でもおよそ1日に1万人が精神科病院で身体拘束をされているとの事です。

 

そして、先ほどの息を引き取った男性の方は、2012年に鬱状態になり、ニュージーランドの精神科病棟に入院していた時期がありました。
その病棟では、家族などともいつでも面会して話しも出来、外出も自由であるなどの環境で、その時には1ケ月あまりで回復し、退院出来、その後に来日して日本で英語教師をするに至っておりました。

では、ここで簡単にニュージーランドにおける「急性患者への対応の流れ」を見てみます。

 

① 連絡を受けた際には、医師・看護師等による危機解決サービスチームが症状などの確認を行う。

② 命に関わる緊急のケースのような場合には、約1割(10%)の人は病院への入院などが行われる。

③ 残りの約9割(90%)の人は、それぞれの地域の専門家の判断により、小規模ケア施設や在宅で必要なサービスを受ける。

④ 病院に入院した約1割(10%)の人も、出来るだけ早期に③の地域によるケアに移行出来る事を目指して、病院でのケアを受けている。

 

現在のニュージーランドではこのようなケアの仕組みや連携がなされているそうですが、ニュージーランドにおいては、約100年以上も前から身体拘束を減らす試みが続けられてきたそうです。

また、現在のニュージーランドの精神科入院病棟においては、身体拘束をする器具そのものが一切存在しておらず、首都のウエリントン市では、人口が21万人でありながらも、精神科のベッドは48床しかないそうです。
さらに、このような様々な取り組みを行っているニュージーランドでは、手で押さえつける事も身体拘束とみなし、隔離と併せて2020年までに、身体拘束も隔離も「0」にする目標が掲げられているとの事です。

 

そして、このような支援やスキームなどを扱っているテポー精神保健研究所を、精神医療を研究している日本の医師が訪れた際に、次のような質問をしていました。

 

『 日本では、急性期のケースでは、最初に身体拘束をしてあげた方が早く退院出来る、と(現場の医師等)は言うのですが、、、 』

 

と。
これに対しテポー精神保健研究所の方々は、以下のように答えておりました。

 

『 その裏(「最初に身体拘束をしてあげた方が早く退院出来る」)にあるエビデンス(根拠や証拠)を疑います。

ニュージーランドでも以前は、身体拘束や隔離は良いものだとの強い信念がありました。
しかし、その後は時間を掛けてエビデンスを示し、学会での講演や出版(物)などを通して、一生懸命に努力をしてきました。

(そのような経緯の中で)嬉しいのは、この10年で、仮に身体拘束や隔離をされた場合に、それは「医療サービスの失敗」と言われるようになった事です。

(なぜなら)それ(身体拘束や隔離)は「治療ではない」からです。 』

 

と。
そして、この番組内でインタビューを受けていた医師・看護師・医療従事者・施設のスタッフなどにおける「共通の言葉」は次のようなものでした。

 

『 (患者さんが)人生をより良く生きるための術を共に考え、そして、見つける為の手助けをしている・・・

そして、何より・・・

(患者さんを)「人間」として扱うという事(尊厳を守る事など)が一番大切で重要である・・・ 』

 

と。
では、この番組からの紹介もここで終了ですが、皆さんの中に、「動機」に関する何かしらの「思いや考え」などが浮かんで来ましたでしょうか?(笑)
ちなみに、日本に焦点を合わせた精神医療に関しては、2018年3月17日のTOPICS「精神病棟の実態・・・? ~番組「長すぎた入院 精神医療・知られざる実態」から~」でも別の視点から取り上げておりますので、関心のある方は覗いてみて下さい!

 

では、最後に「動機」の捉え方につきまして、私なりの視点の内の一つをご紹介して参りますが、まず、動機においては多種多様な捉え方があり、ある一つの出来事においても、動機が一つのみ、というケースは(かなり)少なく、動機にも「多面性」が備わっておりますが、このように、

 

動機における強弱や優先順位などの違いはあるにせよ・・・

動機には「多面性」が備わっているという性質から・・・

 

何かの出来事に対する動機を見つめていくと・・・

その出来事への「対処法」は「複数」存在している事に気づき始めていく・・・

 

そして、逆に、

 

これしか対処法(方法)はない・・・と思い込んでしまう際には・・・

自らの「内面」に存在する動機を・・・

制限していたり・・・時には、歪めてしまっている・・・というケースも存在する・・・

 

そのような制限や歪みが、対処法(方法)は一つしか存在しない・・・

という「錯覚」を起こさせる要因となっている・・・

 

という事です。
そして、冒頭部分において「「動機」とは「思い」と同じように捉えてみる」という点をお伝え致しましたが、このTOPICSで幾度もお伝えしております通り、

 

「思い」 + 「言葉」 + 「行動」 = 「人となり」

 

でもあります(笑)

なお、例えば失語症などの場合であっても、「考え(思考)」が「言葉」を補ってくれており、ご病気等で寝たきりの場合などであっても、「生きている事そのもの」が「行動」として表現されているのと同じ事になります。

ここは、障がいなどをお持ちの方などにおいては、「言葉」や「行動」が制限されているような(そのように周りの人には見える・感じられる)場合では、その人の「人となり」は充分ではないのですか?などの、ご質問が出たり、誤解を受けるケースもある事から、ここで重ねてちゃんとしたご理解を賜れるようお伝えしておきます!

 

そして、「思い」あるいは「動機」に関しては「個々人の内面(の問題・課題)」という点に焦点が当てられがちですが、これは、家庭・地域・学校・職場・国(政府)などにも当てはまっており、これが、前回のTOPICSでもお伝え致しました、別の側面からの「多面性」と「重なり」の現れでもあります。

先ほどのモートンの特許を認可しておきながら無断使用した「政府」、そして当時、どのような力学?圧力?が働いたのかは分かりませんが、裁判所が「そもそもの特許を無かった事にした(無効とした)」との判断などからも見て取る事が出来ます。
また、「現代にも綿々と受け継がれている」という事象の紹介も出て参りましたね、、、
なお、「動機」に関してのテーマは、まだまだ幾らでも出て出来ますが、かなり長くなってしまいましたので、今回はこの辺りまでとしておきます(笑)

 

ちなみに、全くの余談ですが、このTOPICSでは様々な番組からのご紹介もしておりますが、これは「考える素材」を提供する事を趣旨ともしておりますが、今回のフランケンシュタインの誘惑E+は45分、ハートネットTVは30分の番組ですが、このような番組の内容をTOPICSでご紹介するのは同時に、カウンセリングなどでクライアントの方のお話を整理したり、要点を掴んでいく際の、私においての「とても良い鍛錬法」にもなっております(笑)

2019年7月20日 03:07

«

»

TOPへ戻る

新着投稿

過去の投稿


プライバシーポリシー

当サイトのご利用規約

サイトの詳細につきましては上記のご利用規約をご確認ください。

当サイトはリンクフリーではありません。
事前の連絡と許可審査が必要です。

スマートフォン、タブレットで読み取ってください

先頭へ