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変化を起こすにはアプローチの仕方にも!? ~音楽療法や脳機能などから~

こんにちは。
レイキ ヒーラー&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

ところで、今回は「変化を起こすにはアプローチの仕方にも!? ~音楽療法や脳機能などから~」というテーマをお届け致しますが、今回は幾度か、このTOPICSでも取り上げております『フランケンシュタインの誘惑E+ 人を操る恐怖の脳チップ』と、『サイエンスZERO 音楽が脳にもたらすうれしい効果が科学的にわかってきた!』という両番組からの素材を踏まえて進めて参ります!

 

では、最初は『フランケンシュタインの誘惑E+』から、スペイン生まれの脳科学者「ホセ・デルガード(1915~2011)」を取り上げますが、実は、この人物に関しては、2018年1月20日のTOPICS「様々な感情(心)はあなたの味方です! ~映画「インサイド・ヘッド」より~」の中での余談として以前にも取り上げておりますが、今回は加筆も踏まえ、改めてご紹介して参ります。

そこで、このTOPICSでも繰り返しお伝えしております通り、私個人的には、

 

私達の意識は脳に依拠(依存)してはいない!

が、しかし・・・

脳はとても大切で素晴らしい機能を持っている!

 

という前提を改めてお伝えした上で、この先を進めて参ります!
ちなみに、この前提を創り上げている、ほんのごく一部分ではありますが、私個人が感じているのは「 「意識」 > 「感情 + 理性」など 」と捉えているからでもあります(笑)

 

では、このデルガードという人物は、約60年前に、脳に小さな電極チップを埋め込み、リモコンで電波を送る事で、感情を制御しようとの様々な実験を手掛けた人です。
ちなみに、他界されたのは2011年ですので、そう考えると、かなり身近な感触を覚えませんか?(笑)

 

そこで、まず結論?として、デルガードの脳チップにより感情を制御するという研究は、最終的には「政府やエリート層や独裁者などが、一般大衆をコントロールする手段としても使えてしまう」との非難から、晩年においては、研究拠点にしていたアメリカから追いやられてしまう事になります。

では、何故、デルガードが、このような研究に邁進して行ったのかを番組での紹介を踏まえて、その足跡を少し辿ってみたいと思います。

 

若かりし日の彼は、父と同じ眼科医を目指し、医学部に入学しておりました。

しかし、1936年に、スペインにおいて内戦が勃発してしまいます。
これは、将軍フランシスコ・フランコが指揮する軍部がクーデターを起こしたもので、反フランコ側である共和国軍の医療部隊にデルガードは参加していました。

そして、翌1937年には、彼の故郷のすぐそばの町で、フランコの軍により、市民5千人にも及ぶ大量虐殺が行われてしまいました。

 

そして、1939年にマドリードを陥落させ、独裁者と化したフランコは、共和国軍の兵士等30万人以上を強制収容所送りにします。
この際に、共和国軍の医療部隊であったデルガードも強制収容所送りにされます。
この強制収容所では、処刑や虐殺や暴力が日常茶飯事に行われていました・・・

 

ここで、晩年に彼を取材したジャーナリストが、デルガードから次のような話しを聞いたとコメントしておりました。
「(暴力と処刑が絶えない)強制収容所での体験が、自分に大きな影響を与えた・・・」と。

 

このような状況の中、5ケ月後に解放されたデルガードは、眼科医を目指すのではなく、脳に関する研究を始めるようになっていきました・・・

 

このように、脳の研究に舵を切り始めたデルガードが注目したのが、スイスの生理学者ヴァルターヘスが1920年代に行った、脳に関する、ある実験でした。

ここで行われた実験は、猫の脳に電極を移植し、電気刺激を与えると猫は興奮し、相手を威嚇するような仕草を取るようになり、これが、感情が脳の働きで起こる事を示した、世界で初めての実験と言われているものでした。

このような経緯から、デルガードは1946年にアメリカに渡り、大学で脳の研究に没頭していく事になります・・・

 

こうしてアメリカに渡ったデルガードですが、当時のアメリカでは、精神科医のウォルター・フリーマンが開発した、

 

脳の一部を切断して・・・

精神疾患を治療しようという・・・

「ロボトミー」手術が全盛となっていた・・・

 

という背景が存在していました。
ちなみに、この「ロボトミー」手術を受けた多くの患者さんは、、、その後、、、廃人となっていった、、、と報告されています。

そこで、デルガードは、脳を切断するのではなく、脳に電極チップを埋め込んで治療する事を考えていきました。
これが、脳への電気刺激装置としての、

 

「刺激 = Stimulation」 + 「受信機 = Receiver」

を組み合わせた、

「スティモシーバー = Stimoceiver」

 

の発明に至ります。
そして、このスティモシーバーは、リモート(遠隔)コントロールだった事から、動物の脳に直接電極を植え込む事が可能な為に、動物を鎖で繋いだりする必要がなく、動物の行動を制限せずに自由に実験を行えるようになっていきました。
そして、様々な実験を行っていく中で、

 

動物の行動に・・・変化が見られた(現れた)・・・(ように思えた)

 

との流れ?に乗っていきます。
そして、このような流れ?において、デルガードは1952年に、回復の見込み無しと判断された統合失調症やてんかん等の患者さん25名に対し、改良を重ねたスティモシーバーでの人体実験に取りかかっていきます、、、

このように人体実験を開始していった所、

 

手を握ったり開いたりなどの「体」のコントロールは出来た・・・

患者さんにギターを弾かせていた際に電気刺激を与えたら、「怒り」の感情で、その患者さんはギターを投げつけて壊してしまった・・・

控えめな性格の女性に電気刺激を与えたら、その女性はセラピストに突如抱きつき、「喜び」を表現した・・・

 

というように、実験は成功?したかに見えました、、、
そして、デルガードは、この実験の対象を動物に始まり、そこから人体へ、そして、

 

「社会そのもの」へ・・・

 

と向けていくようになっていきます。
この根底には、デルガード自身の内戦での悲惨な体験を基に、一般大衆が(虐殺性などのある)独裁者をコントロール出来るのではないか、、、との発想が強くあったとも言われております。

そして、猿の集団(猿の社会)への実験などを行っていきますが、これも一見すると成功?したように見えていましたが、、、この実験が世間の注目を浴びる事もなく、、、その理由は、この頃の精神疾患へのアプローチにおいては、

 

「ロボトミー」手術は行われなくなっており・・・

「薬物治療」が主流となり始めていた・・・

 

という背景がありました。
このように、デルガード自身に脚光が浴びせられる事がない状況で、彼は闘牛場で荒れ狂う牛を制御する公開実験などを行うなどして、(一部の)新聞では見事に実証!などと取り上げられたりもしましたが、、、

 

すると、意外な所?からのオファーがあり、デルガードに莫大な研究資金を与えるとの連絡が入り、彼は研究を続けていきました。
そのオファーをしたのが、アメリカ海軍と空軍でした、、、
その「動機」は、わざわざ私がコメントするまでもない事と思います(笑)

 

しかし、このように研究を続けているデルガードへの世間の風当たりは、日増しに強くなっていきました。
その理由は、デルガードの元共同研究者が、この研究により「(これで白人の意のままに)黒人の行動をコントロール出来るようになる!」と発言した事もあり、、、

 

また、別の精神科医が、男性同性愛者に娼婦(なお、この表現は同番組内で使われていたものですのでご了承下さい)と無理矢理に性行為をさせ、その最中に喜びを司る脳の部分に電気刺激を送り、性的嗜好を変えさせる実験を行った、、、というものでした。

 

こうして、研究の始祖であるデルガードに対して、世間の反発は一層強まり、彼は研究の場を次第に追われていく事になりますが、このような時でも、デルガードは「(私の研究の真意は)人間の感情をコントロールする事で、理想の社会を創り上げる!」との理念を持っていたそうですが、それはあくまでデルガードの考える「理想」であって、他の人の「理想」とは違うなどの反発もあったそうですが、今で言う「多様性」とも大きく繋がる面が見出されそうですね?(笑)

 

このように追われるようになったデルガードは、故郷のスペインに戻り、さらに研究を続けていきましたが、最終的には、科学の力で人間の行動や感情をコントロールしようとする研究は、電磁波によるマインドコントロールの問題にまで行き着き、彼は、一線を退いていく事になりました、、、

なお、このスペイン当時に行っていた研究は、現在の「TMS(経頭蓋磁気刺激法)」と同じ発想と言われており、このTMSによる鬱病などへの治療は、まだ少数ではありますが、現在の日本においても実際に行われております。

 

そして、デルガードの他界後の2016年に、ニューズウィークにおいて、米軍の新兵器は「サイボーグ兵士」との記事が掲載され、これは兵士の脳に電極チップを埋めてコンピューターと接続させ、デジタル音声や映像を兵士の脳に直接送る技術が開発されていると報じられました。

それを主導していると言われている、アメリカ国防総省(ペンタゴン)の国防高等研究計画局(通称「DARPA(ダーパ)」)は否定しているそうですが、、、

 

また、別の観点では、このように脳にチップを埋め込み、特定の「記憶を消去」する事を目的としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療へ応用されている面もあるのと、パーキンソン病などの患者さんの脳にチップを埋め込む手術をして、体の震えや不必要な動きが抑えられたり、また、(各種)症状が和らぐ事が判明し、2002年にアメリカでは治療法として認可され、現在まで日本を含め、全世界で15万人以上の患者さんがこの手術を受け、日常生活を送れるようになったとの現状もあるそうです。

 

ここまでは、ポジティブなアプローチなのか?それとも、ネガティブなアプローチなのか?と頭(脳)が混乱しているかもしれませんね?(笑)
それでは、ここからは『サイエンスZERO』を元にして先に進めて参ります!

 

2011年にアメリカで銃乱射事件が起こりました。
その時、議員のガブリエル・ギフォース氏が頭部を撃たれ、一命は取り留めましたが、事件から1ヶ月後の彼女の姿は、何を聞かれても「スプーン」としか話せなくなっていました。
これが、

 

失語症

 

と判断され、言語を話す機能のある「左脳」に銃弾が当たった為と考えられました。
そして、その後に様々なリハビリを行っていた中で、目を見張る効果をもたらしたのが、音楽の要素を取り入れたリハビリでした。

このリハビリ法は、1970年代にアメリカで開発された訓練法で、音楽の節回しとリズムを話し言葉に応用するのが特徴的であり、

 

メロディック・イントネーション・セラピー

 

と呼ばれているものであり、慢性期でも急性期でも、どちらにも効果が上がると言われているそうです。
このリハビリを経て、ギフォース氏は、2年後には公聴会に出席し演説出来るようにまで回復を遂げました。
そして、この番組内に出演していた医師の見解においては、

 

『 脳の神経細胞は産まれた時が一番多く、その後は、減る事はあっても増えることは無い。

そこ(脳の神経細胞)に損傷を受けると機能も戻らない。

なので、損傷を受けた(脳の)周りの場所、あるいは、脳の違う場所が失われた機能を代償して(補って)きたのではないか?

歌ったり演奏するなどは「右脳」が使われると言われているので、音楽的な要素を使った訓練で、「右脳」に「バイパス」が出来たと考えている。 』

 

とコメントしておりました。
では、ここで、この番組内で紹介されておりました、この訓練法を簡単にご説明致します!

 

① 患者さんの「左手」を握り、上下に動かす。( ← なぜなら、「左手」は「右脳」に繋がっている為 )

② ①と同時に、患者さんにハミング(鼻歌など)をして貰う。

③ ここ迄で「右脳」が活性化してきているので、音に合わせて(乗せて)単語などを話す訓練をしていく。( ← なぜなら、この段階では同時に、話す機能を司る「左脳」をも活性化させていく為 )

 

この①から③までを行う事で、「左脳」が担う話す機能を「右脳」に肩代わりさせる訓練となるそうです。
勿論、「繰り返し」行う事が大切とも紹介されておりました!

 

そして、アメリカのハーバード大学の研究においては、この訓練により、「発話」と「理解」を繋げている「弓状束」という脳の神経繊維の束が太くなっていく画像が撮影出来た事により、より積極的に治療として実践されているそうです。
では、両番組からの紹介はここで終了です!

 

今回は?私の方であまりコメントする事なく、皆さんの自由な発想で様々に捉えて頂ければと思いますが、少しだけ?私なりのコメントを申し添えて参ります(笑)
ここまでの内容においては、

 

脳への治療というアプローチにおいて・・・

(手術やTMSなどの)外側からのアプローチが効果を上げている側面もあり・・・

(音楽療法のように)元々の脳に備わっている内面の仕組みや力を活用して効果を上げている側面もあり・・・

 

と言えるのかもしれません。
勿論、脳の内面へのアプローチにおいては、これまでに積み重ねてきた様々な検証も役に立っているのは間違いありません。
そこで、私達の日常生活におけるアプローチという側面では、

 

人間関係であったり・・・

目標を達成する為のものであったり・・・

様々な面に反映されていく・・・

 

ものでもあります。
そして、人間関係にせよ、目標の達成にせよ、

 

仮に(今は)上手くいっていない(と感じられる)場合においても・・・

それまでのアプローチの仕方が全然駄目・・・

という事では全くない!

 

という視点は頭に入れて置いて損は無いと感じます(笑)
つまり、

 

そのような今迄のアプローチの仕方も・・・

決して無駄にはなっていない!

 

という事です。
しかし、何かを変えたい、あるいは、変化を加速させたいなどと思う際には、アプローチの仕方を少しだけ変えてみるというのも、より効果を発揮させていくのに、一理あるのかもしれません。
そして、このような際には、

 

今までのアプローチの仕方・・・

これからのアプローチの仕方・・・

という・・・あれか・・・これか・・・の二者択一ではなく・・・

 

これも・・・あれも・・・という

重なりや統合というアプローチを試してみる!

 

という方向性が、「自分の中」の葛藤や抵抗を減らしてくれるようにも感じます。
なぜなら、

 

デルガードの様々な実験に現れているように・・・

そこには、多大な負の側面があったのも事実ではあるが・・・

部分的には現代の医学に役立てられている側面も存在する・・・

 

という「反映」を見て取る事もでき、

 

音楽療法のように・・・

既に目の前にあった(存在していた)ものに・・・

改めて「気づく」という事によって・・・

新たな活用法に繋げていく事も出来る!

 

という、ここでも「反映」を見て取る事ができるからです。
楽器や演奏はかなり後の世の発明であるのかもしれませんが、もしかしたら、人類は「言葉」の発明以前に、鼻歌?のような「音(楽)」を奏でていた可能性も高いからです(あくまで根拠の無い、私個人の勝手な推測ですが(笑))。
そして、先ほどの「自分の中」の葛藤や抵抗を減らしてくれるというのは、

 

七転び八起き・・・のように・・・

あらゆる面を活用してしていく事で・・・

結果的には「自信」を増やし続ける事が出来る!

 

からでもあります。
昨今の社会状況や経済なども見渡すと、巧みに?「怖れ」や「自己責任」をつつかれ、多くの人が「自信」を失いかけているのも、その要因の一つにあると感じています。

 

勿論、「傲慢の極み」や「人の意見に耳を全く傾けない」のは頂けない面もありますが、あなたは「今の自分」に「自信」を持っておりますでしょうか?

そして、もし「自信」を失いかけているかも?と感じる際には、今までのアプローチの仕方のある部分においては、それを大切にしつつ、ほんの少しアプローチの仕方を「変えて」みたり、「増やして」みたり、あるいは、時には「減らして」みたりといったように、「既に今あるもの」を、あなた自身の「智慧」の助けも享受しながら活用してみて下さい(笑)

2019年6月8日 02:06

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