真に「怖い」ものとは・・・ ~板門店ツアー体験と六次の隔たりからも~ 

第165回:『 真に「怖い」ものとは・・・ ~板門店ツアー体験と六次の隔たりからも~ 』
【 参照キーワード:真に怖いもの、板門店ツアー、六次の隔たり 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

先日の北朝鮮からのミサイル発射の報に際しては、驚かれた方々も多い事かと思われますし、「怖さ」を感じたなど、様々な感想や考え方もある事かと思われます。
私も対象地域に住んでおりますので、ご多分に漏れずJアラートの警告音で起こされました(笑)
ただ、その日は明け方に雨が降っていた事と、ほんの数週間前にも大雨による河川の氾濫の警報としての、同じ警告音を聞いていましたので、今回も同じかな?と思い、メールを見ずに再び布団に入りました。

 

・・・ただ、何となく気になったのでメールを確認した所、ミサイル・・・との事でした。
10分程で飛来するというのは聞いておりましたので、既に7~8分経過している事もあり、特段何をするのでもなく、その後はTVを観ていました(笑)
他の多くの地域でも同じ事かと思いますが、地下への避難と言われても、私の住んでいる町においては地下施設など、ほぼ皆無ですし、唯一思い当たると言えば・・・病院の霊安室ぐらい?・・という、冗談にもシャレにもならない始末です(苦笑)

 

そこで今回は「真に「怖い」ものとは・・・ ~板門店ツアー体験と六次の隔たりからも~」というテーマでお届け致します。
なお、今回のテーマの根本には、今までもこのTOPICSにおいて繰り返しお伝えしております、

 

どれほど大きな出来事であろうと、どれほど些細な出来事であろうと、そこには相互に反映されている部分がある

 

という趣旨が土台となっております。
なので、一見すると自分には無関係でどうする事も出来ないと思われる事でも、何かは自分の日常に当てはまる部分もあり、また、だからこそ自分にも出来る事がある、という視点を考えてみて下さい。

 

ところで、かなり前になりますが、韓国に旅行に行った事があります。
焼き肉を食べたり、カジノに行ったりと普通の観光ですが、その中で、「板門店」のツアーにも行きました。
「板門店」とは、韓国と北朝鮮の軍事境界線の真ん中にある施設であり、映画「JSA」の舞台ともなっている場所です。
このように、とても緊張に満ちた場所ではありますが、その真ん中の建物と部屋の中は、映画のセットよりも華奢(きゃしゃ)で狭く、正直驚いた覚えがあります。

 

当時は今ほどの緊張状態ではありませんでしたが、韓国籍の方はこのツアーには参加出来ませんし、出発前には、どのような事態が起ころうとも全てが自己責任との誓約書へのサインも求められます(実際に小競り合いというのは当時でも頻繁に起こっているとのお話も聞きました)。
また、ガイドをしてくれた方は脱北者の方であり、移動のバスにおいても常に機関銃を携帯した兵士の方が数人付いて回るという状況です。
昼食も込みのツアーでしたが、昼食後に「板門店」に向かいますので、昼食時のアルコールの飲食も禁止されておりました。

 

そして、軍事境界線の真ん中の建物に入る前には、仮に向こう側のドアを開けて北朝鮮側に足を踏み入れた場合には、どのような事態になろうとも責任は持てず、容赦はしない・・・との趣旨を伝えられました。
そして、中に入ると先ほど述べたように狭くて華奢な作りに驚いていましたが、ある観光客の方が、向こう側のドアに近づいていきました。
すると、「蝋人形?」と思っていた屈強な男の人が振り向き、ガッシリとその観光客の方を制止しました。
なるほど・・・観光ツアーと言えども、面白半分で足を踏み入れる事は出来ない場所だと・・・「怖さ」も感じました。

 

そして、外に出て展望台のような所から見渡すと、すぐ目の前には北朝鮮の施設があります。
本当にすぐ目の前です。
そして、皆さんもニュースでよく目にする、軍服のようなスーツのような格好をした北朝鮮の方々も外におりました。
当時は手を振ると、振り返してくれる方もいらっしゃいましたし、笑顔でタバコを吸っている方もおりました。
そして、そこで私が感じた事は、

 

軍事境界線であろうと、そこに存在するのは、得たいの知れない何かの生物でもなく・・・同じ人間である・・・

 

と・・・
ミサイルが発射されたこの日は、そのような事も想い出しながら、そして、ニュースなども観ながら、様々な思いを巡らせていました。
そして、行き着いたのが今回のテーマの「真に「怖い」ものとは・・・」という事です。
ちなみに、私もミサイルは怖いですし、他にも怖いと思う事は様々ありますよ(笑)

 

そこでまず、今回のケースにおいては、北朝鮮であれ、アメリカであれ、韓国であれ、当然日本も含め、そこに共通している根本は、