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言葉のニュアンス違いによるトラブルを防ぐには

こんにちは。
レイキ ヒ-ラ-&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

ところで、私はヒプノセラピ-(催眠療法)やカウンセリングなどを行っている手前もあるせいか、自分に出来る範囲内で言葉を大切に扱うよう心掛けたりしています。
勿論、自分でもまだまだ気付けていないことや、完璧な言葉の扱いというのも、そもそもありませんので、そのような意味での出来る範囲内ということですが。
そして、言葉の取扱いにおいては、方言や標準語などの違いもありません。
また、言葉も生き物ですので、時代や環境によっても変わっていきますし、世代間の違いによっても変わっていきます。
そこで、今回は「言葉のニュアンス違いによるトラブルを防ぐには」というテ-マでお伝え致します。

 

なお、今回の内容は、言葉の扱い方の良し悪しや、正しい間違いなどの趣旨ではありませんので、皆さんそれぞれの中にある言葉について宜しければ自由に考えてみて下さい。
また、中年のおじさんのお小言と捉えられないよう、気をつけてテ-マを進めていきますので(笑)

そこで、ここ数年来、私が少し気になっている?言葉があります。
それは、

 

「本当ですか?」

 

という言葉です。
「本当ですか?」という言葉は、特段目新しいものでもありませんし、それなりのシチュエ-ションではよく使われる言葉でもあります。
では、まずこの言葉を少し見ていきましょう。

「本当ですか?」という言葉は、主に二つの趣旨で使われる言葉でもあるかと思います。
まず、一つ目のケ-スとして例えを挙げて見ていきます。
会社の上司と部下の休憩中のお話です。

 

上司:「ちょっと聞いてくれよ~。実は先日宝クジを買ったんだけど、10万円当選してたんだよ~!」
部下:「本当ですか?」

 

では、ここでの部下の発言の意味合いを見ていきます。
ここでの部下の「本当ですか?」のニュアンスは、

 

「それは凄い! 是非、ご馳走して下さいよ~!」

 

のような意味合いが含まれているかと思われます。
では、二つ目のケ-スを見ていきます。

 

上司:「ちょっと聞いてくれよ~。実は先日バラ売りで10枚の宝クジを買ったんだけど、それが、10枚全てで10万円が当選してたんだよ~!」
部下:「本当ですか?」

 

このケ-スでは少し掴みづらいかもしれませんが、ここでの部下の「本当ですか?」のニュアンスとしては、

 

「本当ですか~??? 嘘でしょう~!」

 

のような意味合いにも取れるかと思われます。
では、ここで、皆さん自身の最近の経験として、この「本当ですか?」という言葉を聞いた、あるいは、掛けられた記憶があれば思い起こしてみて下さい・・・

どうでしょうか・・・?

「本当ですか?」という言葉のニュアンスとしては、現在も上記の二つの意味合いは成り立っているかと思います。
と同時に、どちらの意味を伝えようとしているのかは、比較的、容易に分かると思います。
なぜなら、

 

言葉に付く「抑揚」がそれぞれ違うから

 

です。
そして、私が気になっている点は、この「本当ですか?」に「抑揚」がほとんど付かずに、かつ、言葉の扱い方として、

 

「相づち」として使われている

 

という所です。
「相づち」ですので、「本当ですか?」という言葉であっても、そこには、

 

「へ~、そうなんですか~」 あるいは、 「へ~、そうなんだ~」

 

という意味合いで使われていると思います。
そして、さらに最近では、この「本当ですか?」というニュアンスが、言葉に出さない、

 

ありがとう!

 

という意味合いで使われているケ-スがとても多くなってきているとも感じます。
では、ここで一つのケ-スをご紹介致します。
これはコンビニでの、とある会話です。

 

お客さん:「ちょっと、トイレを借りたいんだけど、トイレってこのコンビニにありますか?」
コンビニ店員:「ありますよ。どうぞご自由にお使い下さい!」
お客さん:「本当ですか?」

 

このケ-スでの「本当ですか?」の趣旨は、

ありがとう!

という意味で使われているかと思います。
このような会話は他のケ-スでも多々見られると思いますし、皆さん自身も何か思い当たるケ-スはありませんでしょうか?
そして、もし、皆さん自身が上記のコンビニ店員の立場であれば、どう思い、どう感じるでしょうか?

もしかしたら、少し穿(うが)った見方をすれば、

 

「トイレはありますよ。なので、どうぞご自由にお使い下さい!」 と伝えているにも関わらず、
「本当ですか?」 と再度、逆に聞かれてしまった時、おそらく、少し虫の居所が悪い時などには、何かモヤッ~としたものを感じるのではないでしょうか?

 

そして、ここでのお客さんが使っている「本当ですか?」の真意としては、

 

相づちとしての「トイレはあるんですね」、そして、お礼の意味での「ありがとう」

 

ということになっているのであろうと思われますが、、、、、
そして、もう皆さんもお分かりかと思いますが、ここでの「本当ですか?」を使っている当の本人としては、

 

悪気も悪意も全くない!

 

という点です。
先ほど述べたように、私も世間一般的には中年のおじさんの範疇ですので、今回の「本当ですか?」という言葉が気になったのかもしれません(笑)
ただ、少なくとも私が20代や30代前半の頃には、このような使われ方はされていなかったようにも感じています。
そして、このような言葉の持つ新たなニュアンスを理解してくれている方に言葉掛けをする分には問題にはならないでしょうが、

 

世代が離れている場合には、些細な事でありながらも、無用なトラブルの元にもなり得る・・・? かも・・・

 

という心配を私自身は感じてしまいます。
そして、些細な事でありながらも、無用なトラブルとは、例えば、

 

(真剣に相談に乗ってアドバイスをしたにも関わらず)
「本当ですか?」 と言われた側は、その言葉の真意を、
「本当ですか? 嘘でしょ~!」 と捉えて気を悪くするケ-スもある・・・

 

かもしれないという点です。
当然のことながら、「本当ですか?」という言葉を使った本人にとっては、単なる「相づち」であったり、時には「お礼」として使っているつもりですので、

 

何故、相手が気を悪くしたのか、考えても理由が分からない・・・

 

という事に、もしかしたらなってしまうかもしれません。
今回のテ-マのような言葉のニュアンスの違いというのは、身近な関係においては誤解を解くことでトラブルも防げる事と思います。
が、しかし、最近では、

 

TVのニュ-スなどでインタビュ-をする側が、「本当ですか?」と話すのを頻繁に目にするようになってきた

 

という傾向が多々見受けられます。
例えば、あなたが次のようにインタビュ-を受けたとします。

 

インタビュ-をする人:「あなたは何をしている時に幸せを感じますか?」
あなた:「う~ん、美味しい物を食べている時かな!」
インタビュ-をする人:「本当ですか?」

 

もうご存じの通り、ここでのインタビュ-をする人の「本当ですか?」の意味合いは、

 

なるほど~・そうですか~

 

という意味合いであり、特段あなたの意見に対して肯定も否定もしている訳でもありませんし、インタビュ-をする側の意見を押し付けている訳でもありません。
でも、もしあなたがこのようなインタビュ-を受けたら、どう思い、どう感じるでしょうか?

勿論、繰り返しですが、インタビュ-をする側には悪気も悪意も全くありません。
言葉というものは、変遷していくものも多々ありますし、時代が変わると全く意味合いが違ってしまう言葉も多々あります。
「情けは人のためならず」などの意味を誤解しているケ-スがあるのも一つの例になるでしょう。
ちなみに、これはご存じかと思いますが、「他の人のためにならないから情けは必要ない」という意味ではなく、「他の人を思って情け(優しさなど)をかけると巡り巡って良い意味で自分に戻ってくる」という意味合いです。

 

今の時代はTVなども勿論ですが、インタ-ネットやSNSの普及などで、とても変化が激しい時代です。
そして、そのようなことにより、情報、そして、言葉という意味でも都会や地方などの区分も、ほぼほぼなくなりつつあります。
そして、仮に今回のような「本当ですか?」という言葉のニュアンスがこの先さらに変化していくにしても、

 

変遷の過程において「世代間のギャップ」を意識することで、無用なトラブルも避けることが出来る

 

という点を少し頭の片隅にでも置いておいて頂ければ、何か自分には理由の分からないことで相手が不機嫌になった時でも、自分の発した言葉の中に理由を見つけることが出来るようになるかと思います。
また、今回の「本当ですか?」は、親しい間柄では「本当に?」という言い方をすることが大半でしょうし、かつ、言葉に「抑揚」も付いているでしょうから真意を汲み取る事は容易かと思いますが、「本当ですか?」というのは、なまじ「敬語」であるが故に、少し始末に負えない点も含まれているように個人的には感じています。
今回のテ-マについては、私は40代という世代から感じた見方ですし、その他の年代の方から見れば、また違った見方も当然あることでしょうし、出来る限りお小言や説教的にならないよう気をつけてきたつもりですが、如何でしたでしょうか?(苦笑)

 

ちなみに、今回のテ-マにまつわる余談ですが、世の中にはよく考えると「?」と思われる言葉や言い回しなどが結構あります。
先日ある警察もののTVドラマを観ていた際には、「署長室の部屋の鍵をこっそり借りてきました!」というセリフがありましたが、よく考えるとあり得ない言い回しでもありますし、経済などでは「マイナス成長」あるいは「景気は緩やかに持ち直している」などと言われたりしますが、分かるようで分からない言葉だと思いませんか・・・?(笑)
興味のある方は、皆さんなりに言葉や言い回しに意識を向けてみると、他にも様々な発見がある事と思います!

2017年5月27日 02:05

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