過去の自分との訣別 ~「先生」をシンボルや象徴として眺めてみる~

第146回:『 過去の自分との訣別 ~「先生」をシンボルや象徴として眺めてみる~ 』
【 参照キーワード:過去の自分、訣別、ROOKIES(ルーキーズ)、大人、先生 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

4月も後半に入り、間もなくGWの時期にも差し掛かろうとしているこの頃ですが、この春から新入社員や新入生になった方や、異動により新しい仕事を覚える必要性が出た方、あるいは、何か新しい事を始めようと試み実行されている方など多数いらっしゃるかと思います。
このような新人の方や初めて何かを覚える際に、スタートしたての頃は「ルーキー」と呼ばれることがあるかと思います。
勿論、「ルーキー」であることに年齢制限もありませんし、男女の別もありません。

ところで、10年程前に「ROOKIES(ルーキーズ)」(TBS)というドラマが放映されていました。
あるいは、このドラマの主題歌でもある〈GReeeeN〉の「キセキ」という歌を知っている方も多いかもしれません。
そこで今回は「過去の自分との訣別 ~「先生」をシンボルや象徴として眺めてみる~」というテーマで進めて参ります。

 

このドラマの設定は高校野球生活を取り上げていますが、ある試合での暴力事件により出場停止になり、その後、喧嘩三昧などで荒れ果てていた野球部員が、ある「先生」の登場をきっかけとして、その後いかに変化を遂げていくかを描いた物語になっています。
私が小さい頃から観ていた金八先生とはまた違った、泥臭く、汗臭く、今の時代では取り残されて?しまったような熱い思いが軸となっているドラマです。

 

そして、野球部員が辿る変化において、「過去との訣別」というテーマも描かれています。
徐々に徐々に過去の自分を手放しつつある過程において、かつての自分達と同様に荒れ果てたチームとの対戦を行い、このドラマ内では「過去の自分達の亡霊」との対決という風に表現されていますが、そのような「自分の鏡」とも言える存在と、どのように対峙していくかという視点も盛り込まれています。

 

そして、このドラマ内における一つのキー(鍵)となるのは「先生」という存在です。
世間一般においては「先生」と言うと、学校の先生、医師などを思い浮かべる方も多いかと思います。
「先生」と呼ばれる方々は、良くも悪くも社会的に影響力を持っている存在です。
そして、このドラマ内において「先生」という存在は、

 

勇気やパワーを与える人

 

と描かれています。
そして、そのような勇気やパワーは、

 

本来誰にでも備わっている内在する力

 

を「先生」がいかに引き出して、変化を遂げさせていくかという点が大切なポイントになっています。
そして、このような内在する力を発揮することを遠ざけている要因の一つとして、

 

過去の自分

 

という側面が大いにあり得ることになります。
そして、「過去の自分との訣別」を果たす大きな力となってくれるのが、

 

「未来」のなりたい自分(夢)を思い描くこと
となり、そして、
それを実行出来るのは「今」の自分

 

ということに繋がっています。
そして、この「未来のなりたい自分(夢)」というのは、言わば、

 

希望 = 諦めない心

 

とも表現されます。
先ほど「先生」という存在は「勇気やパワーを与える人」とコメントしましたが、この、

 

勇気やパワーというのは、言わば、 希望 = 諦めない心

 

と同じ意味です。
そして、ここから先は私の全くの個人的見解になりますので、様々な意見や見解があろうかと思われますが、「過去の自分との訣別」というテーマを視点を変えながら、ひとまず続けて参ります。