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潜在意識は憶えている ~ イップスなどの症状とヴィパッサナ-瞑想 ~

こんにちは。
レイキ ヒ-ラ-&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

本格的な冬の到来に入り、青森県内でも徐々に積雪が重なる時期でもあり、また、雪の降らない地域においても寒さなどから、なかなか屋外での運動をすることなどが億劫に感じられる季節であるかもしれません。
私も小さい頃から順に、剣道、野球、バドミントンの運動を主に行い、そして、仕事をするようになってからはゴルフを多少かじる程度になりました。

 

そのような経験から、今でも野球は好きですが、今の時期というのはプロ野球界においてもFAやトレ-ド話が持ち上がってきたり、また、引退なども話題に出る頃です。
そのような中、先日、あるプロ野球選手が引退を致しましたが、引退の主な理由が「イップス」に悩んでいた、との報道がなされていました。
そこで、今回は「潜在意識は憶えている ~ イップスなどの症状とヴィパッサナ-瞑想 ~」というテ-マでお伝えしていきます。

 

ところで、「イップス」という言葉はあまり聞き慣れていない方も多いかと思いますので、簡単にご説明致します。
「イップス」とは、今までスム-ズに行えていた動作が、ある日を境に、自分の思う通りに体が動かなくなる症状であり、運動障害とも呼ばれており、精神的なものが主な原因と考えられています。

このような「イップス」という症状は、ゴルフ選手の間では昔から盛んに使われている言葉ですが、このような症状は野球、テニス、サッカ-、卓球など、多くのスポ-ツ分野においても見られる症状でもあります。

 

具体的な例としては、例えばゴルフであれば、今まで多くの練習を行ってきて、これ位の距離であれば目をつむってでも入れられるようなパットでも、ある日や何かを境に、そのパットが入らなくなったり、野球では小さい頃からキャッチボ-ルなどを何度も行ってきて、相手の胸をめがけてボ-ルを投げることは容易になっているにも関わらず、実際の試合では上手く送球が出来なくなってしまうケ-スなどがあります。

 

そして、そのような試合中でのある意味凡ミスとも言われるようなプレ-や動作を克服しようとさらに練習を続けますが、練習中には出来ても試合ではそのような動作がスム-ズに行えなくなり、そのような経験が積み重なることにより、練習中でのプレ-においても同じように上手く動作が行えない「イップス」になってしまうという経過が多数報告されています。

 

そして、終いには、練習を続けているにも関わらず、一向に改善されず、もうこれ以上何をどうして良いのか分からない状況に陥るという心理的な側面が現れてきます。
理由や原因は人それぞれ様々考えられます。
一つの些細なミスから不安や恐怖を徐々に感じ始め、それが、また今度同じことが起こったらどうしよう・・・という予期不安などにより、体が極度に緊張しバランスを失っていくということも考えられますが、その内の一つには、

 

改善しようと微調整を行い続けているうちに、本来スム-ズに行えていた動作を忘れてしまった・・・?

 

ということも考えられます。
そして、このようなことは私達の日常生活でも起こり得ることです。
今までほとんど無意識に行えてきたことが、ある日を境に突如出来なくなってしまう・・・

 

例えば、ここで架空の料理を例に考えてみます。
普段から料理が好きでよく行っているので、タマネギのみじん切りなどもお手の物です。
ある日、普段と同じようにみじん切りを行っていた所、ほんのわずかなテンポのズレから指をケガしてしまいました。
そこで、これは危ないと思い、少し包丁の扱いに慎重になろう、と考え始めます。
これはこれで、とても大切で良いことだと思います。

しかし、この慎重になろう、という意識が、

 

慎重になり過ぎてしまう・・・

 

という方向に加速していくと、さらにわずかなズレを生じさせることに繋がっていく可能性もあります。
そして、あまり慎重になり過ぎてみじん切りを行っていくと、今まで行っていたようにスム-ズに、そして、スピ-ディ-に行えていないことに気づき始めていきます。

 

すると、あまり慎重にやり過ぎるとかえってケガをしそうだなぁと考え、急激に元に戻し始めます。
しかし、やはり当初のようになかなかスム-ズにみじん切りが行えないことにより、いわゆる深みにはまっていく・・・ということに繋がっていくかもしれません。

そして、このような経緯に至った理由の一つには、最初の指をケガした際に、

 

慎重にも慎重を重ねて・・・

 

という意識が、その人の潜在意識(無意識)に、それこそ無意識に組み込まれてしまった可能性が大いに考えられます。
このように、今まで出来ていた動作や行い、あるいは物事などに対して、必要以上に慎重になり過ぎると、どのようにして良いのかが分からなくなり、終いには、今までどうしてたんだろう?と考え込むようになっていきます。
繰り返しますが、慎重になることは大切なことでもあり、悪いことでもありません。
しかし、それも度が過ぎると「イップス」のような症状に繋がる可能性も否定出来ないかもしれません。

では、このような状況からどのように打開を図っていけば良いのでしょうか?
その一つには、

 

「今」思っているよりも、少し大胆に行う

 

ということが挙げられます。
これは、すでに潜在意識(無意識)の中に、過度な慎重が組み込まれてしまったため、これを徐々に緩めていく効果があります。
そして、それを行えたら、次の時も、

 

「今」思っているよりも、少し大胆に行う

 

ということを繰り返していくということになります。
そのように行っているうちに、徐々に「本来の自分を取り戻して」いきます。

この仕組みは、私達がいったん自転車の乗り方を覚えた暁には、逆に、自転車の乗り方を忘れる方が遙かに難しいことと同じです。
なお、ここまでのケ-スは、あくまで今まで行えてきたことが出来にくくなっているケ-スであり、今まで出来なかったことを「少し大胆に行う」ことですぐに出来るようになるものではありません。
また、最近の高齢者による運転事故などの一つの原因のように、年齢の経過と共に身体的、あるいは、認知的な力が弱まりつつあるものを「少し大胆に行う」ことで快復させる手法ではありません。
逆に、重大な事故に繋がる可能性もありますので、誤解のないようご了承願います。

 

そして、先ほどコメントしました「本来の自分を取り戻して」いくというポイントを実現するのに役立つ効果的な方法の一つに「自己暗示」があります。

ところで、以前のTOPICS「「歯」とヒ-リング」において、私自身の抜歯の体験を掲載しました。
抜歯をして少し経た後、何となく歯の噛み合わせが上手くいかないなぁと感じる時がありました。
そして、色々噛み合わせを模索しているうちに、本来の噛み合わせを忘れそうになっている自分に気づきました。
そこで、私は、

 

噛み合わせが最善の状態を取り戻している

 

という「自己暗示」を、寝る前に1週間ほど行いました。
そうこうしている内に、本来の噛み合わせの状態に自然と戻っていきました。
なお、抜歯などで長期間歯が無い状態が続くと、実際に歯の場所が移動するケ-スがありますので、歯医者さんに確認してもらうことも必要です。
私の場合でも、歯医者さんに噛み合わせを診て貰った上で問題ないとのことでしたので、精神的及び心理的側面からのアプロ-チとして「自己暗示」を活用したというケ-スです(勿論、実際の治療と「自己暗示」を併用することは全く問題ないですし、予想以上の実感を得られるかもしれません)。

ここまでのケ-スにおいて活用している仕組みは、

 

潜在意識は憶えている

 

という点です。
「イップス」など、本来、出来ていた事柄が、慎重になり過ぎることにより上手くいかなくなったなぁと感じる際は、

 

〇〇(あなたの気になっている症状や動作など)が最善の状態を取り戻している

 

という「自己暗示」も活用してみて下さい。
そして、もう一つのテ-マである「ヴィパッサナ-瞑想」に繋がっていきます。

「ヴィパッサナ-」とは、

 

物事をありのままに見る

 

という意味です。
先ほどまでは、物事を慎重にやり過ぎることでのある種の弊害の側面でしたが、この瞑想法は、それを逆手に取った手法とも言えます。
この瞑想法は、例えば目の前のテ-ブルに置いてあるペットボトルの水を手にするケ-スを見てみます。

 

目の前のテ-ブルにある水を取ろうとする時、

まず、肩がほんの少し先に動きます、、、そして、その後少しづつ肘を伸ばしていき、、、手首がペットボトルを握れる状態に傾け、、、最後にペットボトルを握る指の動きへと、、、

 

という風に、一つ一つの動作を意識していく瞑想法です。
ペットボトルを手にするまでの時間は通常であれば数秒ですが、これを数分掛けて、自分の体の動作を意識しながら行うという方法です。
これは先程来の「イップス」の原因にもなりそうな方法ですが、これを逆手に取るように、普段意識することのない自分の体や動作をありのままに見ることで、「今」に集中出来るようになり、また、その間は雑念などを消しやすいという効果があります。

 

瞑想というと、多くの方は座禅のような格好をし、「無」になろうと目を閉じたりする方法が思い浮かぶかもしれません。
勿論、このような方法も効果的ですが、ほとんどの場合、色々なイメ-ジや考えが浮かんできて、そして、知らぬ間にそのイメ-ジや考えに捕らわれ、巡り巡って、、、終いには眠たくなってくる、、、などのように、難しいと感じる方が多いと思われます。
そのような場合には、このような「ヴィパッサナ-瞑想」を試してみて下さい。
長く行う必要はありません。
ほんのちょっとした動作を、数分かけて見つめてみるだけで大丈夫です。

そして、ここまでの「自己暗示」も「ヴィパッサナ-瞑想」のどちらも、

 

あなたの潜在意識を活用

 

しています。
「自己暗示」では、長い間に定着した本来のあなた自身を「取り戻す」役割を活用し、そして、「ヴィパッサナ-瞑想」では、無意識で行っている本来のあなた自身を「再確認」させてくれます。

そして、今回のテ-マの締めくくりとして、何度も登場している催眠療法家のエリクソン氏の言葉を紹介致します。
それは、

 

「 自分の身体への誇りや信頼、自信を取り戻すには、(健康であった)幼い頃の身体を思い出すだけでいい 」

 

という言葉です。
しかし、もしかしたら幼い頃からの疾病などを現在も抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合も含めて、さらに次のような言葉も残しています。

 

「 ある朝、目覚めたら、奇跡が起こっていて、自分の問題が解決していたら、あなたの行動(心)はどう変わりますか? 」

 

と・・・。
今回ご紹介した方法で、全てが解決することはないかもしれません。
また、実際の疾病などでは、お医者さんの治療や指示を守ることも大切なことですし、必要なことです。
ただ、今回ご紹介した「自己暗示」や「ヴィパッサナ-瞑想」などは、時間がかかるものでもありませんし、お金がかかる訳でもありません。
現在色々なことに取り組んでいる方もいらっしゃることと思いますが、その際の補完として、今回の2つの手法やエリクソン氏の言葉を考えてみて下さい。
この3つの根本的な源は同じ所に存在していると思いますので、、、、、

2016年12月11日 03:12

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