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身体に刻むリラックス・アンカ-

こんにちは。
レイキ ヒ-ラ-&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

先日は福島や宮城において東日本大震災の余震とみられる大きな地震が発生しました。
幸いにも被害は最小限のようで何よりですが、心からお見舞い申し上げますと共に、この地震により、良い意味で忘れかけていた当時の記憶や感情などを再び揺さぶられた方々も多くいらっしゃるかもしれません。
せっかく心身共に平穏な状態になってきた所だというのに・・・など。
また、年末を迎えるに当たり、気忙しい生活で疲労などを感じている方々もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回は「身体に刻むリラックス・アンカ-」というテ-マで実際に活用頂ける手法をご紹介致します。

 

ところで、先日ある番組に女優の栗山千明さんが出演していました。
その番組の中で栗山さんは自分のある習慣についてのお話を披露していました。
その内容は、栗山さんは、

 

「タグ」を触っているとリラックスする

 

というものでした。
「タグ」とは、毛布やぬいぐるみ、あるいは、セ-タ-の首の後ろなどについている小さな四角形の布などのようなものです。
洋服であればそこにサイズが記載されていたり、クリ-ニングに毛布などを出す際には、その「タグ」を確認して洗濯方法などを決めるなどの、皆さんにもお馴染みのアイテムです。

 

この番組内でも心理カウンセラ-的な方が出演していましたが、このような習慣とは多くの方が無意識であれ行っているものであり、至極自然な行動でもあります。
また、そのような行動を行うに至る理由や効果は人ぞれぞれでもあります。

 

そのような状況を踏まえた上で、簡単にこのような行動を分類してみたいと思います。
まず、理解しやすいように、感情や状態を数字と結び付けてみます。

「-1は緊張(不安や動揺など)」 「0は平穏」 「+1はリラックス」 とします。

 

栗山さんのように、「タグ」を触っているとリラックスするというケ-スでも幾つか考えられます。
例えば、緊張状態にあるので、少しでもリラックスしようと試みる時は、

 

「-1」から「0」の状態へと変化していく

 

と捉えることが出来ます。
仕事を終え、お家などでリラックスしようと試みる時も、このケ-スに当てはまることと思います。

また、お家に戻ってきて、お風呂に入り、お食事などを終えてリラックスしている状態から、さらにリラックスしていくために「タグ」を触るということも当然考えられます。
これは、

 

「0」から「+1」の状態へと変化していく

 

と捉えることが出来ます。
そして、栗山さんのケ-スではかなり小さな子ども時代から「タグ」を触るとリラックスするということに自分なりに気づいて、その行動を行い続けているとおっしゃっていましたので、かなり習慣として心身に刻まれていると思われます。
このように長い間の習慣として身に付いているということは、「タグ」を触ることで、

 

「-1」から「+1」の状態へと変化していく

 

という状態を創り出すことも比較的容易になっていることと思われます。
このような気持ちを落ち着かせる、リラックスするために行う習慣とは小さい頃から慣れ親しんだ行動もあれば、成長と共に新たに身に付いていく習慣なども多くあります。

幼いお子さんで毛布の端が好きだというお話もよく聞きますし、寝る時にぬいぐるみを抱いて寝ていたので、大人になってからも同じように寝ている方もいらっしゃるかもしれません。
また、そのような反面、緊張する場面などで髪をよく触ったり、貧乏揺すりなどを行う方もいらっしゃいますが、どちらの習慣でも本質は同じことであると思います。
それは、

 

リラックスするため

 

であり、と同時に、

 

「今」自分は緊張していることに(無意識であれ)気づいている

 

ということが身体や行動に現れているとも言えます。
私はこのように自分をリラックスさせるために行う習慣というのは、身に付けていて良いと思いますし、また、習慣化してリラックス出来る状態を意識的に創り出すことが出来るということは、心身のバランスを取るためにも大いに役立つことと思います。

 

そして、栗山さんは「タグ」を触ることでリラックス出来ることは心身共に自覚の上で理解しているが、だからといって自分の好きな「タグ」が毛布などに付いている場合などでは外出時に持ち歩くことも出来ないとのことで、自分好みの「タグ」を切り取って、それにゴムを通して手に結び付けているとのことでした。
こうしておけば、あまり目立たないし、簡単に持ち歩くことも出来るからと考えたそうです。

そして、逆に表現すると、この持ち歩き用の「タグ」を忘れた時には不安になるかも・・・ということにも繋がっていきます。

お家でぬいぐるみを抱いて寝る分には困ることもないでしょうが、お友達やお知り合いと旅行に行く際などは恥ずかしくて持ち歩けない、あるいは、小さなお子さんが自分の好きな毛布の端でないとリラックス出来ないという場合でも、外出先にそのような物は持ち歩けないという状況も出て来るかと思います。
また、先の地震などで避難が必要な場合などには、リラックス出来るアイテムがあったとしても、それをとっさに持って避難するということも出来ないことが多いでしょうし、物によっては同様に避難場所では活用出来ない場合もあることと思います。

 

それでは、このような場合どのようにすれば良いのでしょうか?
栗山さんのケ-スでは、このリラックス効果を産み出す「タグ」に値するアイテムを以下では「アンカ-」と称していきます。
それは、

 

もう一つのアンカ-を創れば良い

 

ということになります。
そして、そのもう一つのアンカ-は、

 

自分の身体に刻み込んでおけば良い

 

ということになります。
なぜなら、自分の身体と自分が離れて過ごすということは、(まず)あり得ません。
それであれば、予備のアンカ-として自分の身体を活用出来るようにしておけば、普段からでも安心感が増すということにも繋がっていきます。

それでは、まずアンカ-の簡単な創り方をご紹介します。

 

① 自分をリラックス出来る状態にします(現在、何かでリラックス出来る物やアイテムがあればそれを活用しても良いですし、お風呂に入っている時、TVを見ている時など、どのような状況でもリラックス出来る状態であれば何でも大丈夫です)

② 次に、そのリラックスした状態に自分の心身を委ねます(出来れば少し長く、そして、眠気をもよおす位の状態までリラックス出来ればベストですが、そこまででなくても大丈夫です)

③ 最後に、そのようなリラックスしている状態で、自分なりのアンカ-を結び付けます(5回程度行います)

 

この③での「自分なりのアンカ-」というのは、例えば胸に手を当てる、指でOKの印を作る(親指と人差し指をくっつける)、深呼吸するなど、自分なりのやりやすい方法で大丈夫です。
スポ-ツ選手などは、ポ-カ-フェイスも大切な要素ですから、前歯の後ろ側を舌で触る、などのように目立たず、瞬時に行える方法を取り入れている方も多いです。

栗山さんのケ-スを例として挙げると、

 

① 「タグ」を触ってどんどんリラックスしていく

② その状態を心身共に味わう

③ 充分リラックスしていると感じたら、自分の身体にアンカ-を刻み込む(先の前歯の後ろ側を舌で触るなど)

 

これだけで完了です。
そして、これが習慣化されてくると、栗山さんのケ-スでは持ち歩き用の「タグ」を今まで通り活用することも出来ますし、収録現場などでは身体に刻み込んだアンカ-を人知れず活用することも可能になります。
そして、このように予備のアンカ-を創っておくことで、

 

より安心感が増す

 

というプラスアルファの効果も産み出せます。
なお、アンカ-を複数創っても構いませんが、習慣化していく事が大切なので、最初の内はある一つのアンカ-を馴染ませていく方が効果を感じやすいかと思います。

 

すでに、何かしらの物やアイテムをアンカ-としてお持ちであれば、上記のようにもう一つのアンカ-を創ることも可能ですが、もし、今現在、アンカ-としての何の物やアイテムも無いという方は、最初の①から③の方法でアンカ-を創り出してみて下さい。
この際に、わざわざぬいぐるみや毛布などを最初のアンカ-とする必要性はありません。
自分にとっての最初の唯一のアンカ-として、自分の身体に刻み込むという方法でも大丈夫です。

 

また、習慣化という意味では、リラックス出来る状況がいつも同じとは限らないかもしれません。
そのような際は、お風呂に入っている「今」がリラックスしているのであれば、そこでアンカ-を創り、また、TVを見ている「今」がリラックスしているのであれば、同じくそこでアンカ-を創ります。
そして、ポイントはリラックスしている状態に気づくことと、ここで創っていくアンカ-は同じ方法を採用するということです。
つまり、今のケ-スではお風呂に入っている時と、TVを見ている時に創るアンカ-を同じ方法にするということです。

これで、あなた自身の唯一無二の、そして、いつでもリラックス出来るアンカ-が出来上がっていきます。
そして、これを応用することも出来ます。

例えば、アンカ-を活用してリラックスした状態に自分を導いていきます。
そして、リラックスした状態の時に、

 

あなたにとっての苦手な場面や状況をイメ-ジ

 

します。
最初のうちは苦手な場面や状況をイメ-ジすることにより、多少の不安や動揺を感じるかもしれません。
しかし、実際の場面と違い、あなたはすでにリラックスした状態にいます。
そのリラックスした状態が幾分か減少しているとしても、実際の場面以上にはリラックス出来ているはずです。
そして、

 

このような苦手な場面や状況をイメ-ジしている最中に、再度、アンカ-を活用

 

します。
これを繰り返し行っていきます。
これも習慣化する事が大切なので、一度に何度も繰り返す必要もありませんし、日に何度も行う必要もありません。
あなたにとって無理のない、努力をしないで出来る範疇で行ってみて下さい。
これは、

 

潜在意識(無意識)はイメ-ジ・想像と現実を区別出来ない

 

という仕組みを利用しています。
つまり、あなたがイメ-ジしている最中にアンカ-を活用することで、その苦手な場面や状況に徐々に慣れていき、過度な不安や動揺などを軽減する効果に結び付いていきます。
そして、ここでも一つの大事なポイントがあります。
それは、

 

その苦手な場面や状況を好きになる必要はない

 

ということです。
つまり、

 

実際の苦手な場面や状況において、多少の不安や動揺を感じても、やり過ごすことが出来れば大丈夫

 

という方向に目を向けてみて下さい。
私達は頭や脳で考える癖がついていますので、こんな簡単な方法で効果があるの?と思いがちですが、やり過ごすことが出来れば大丈夫ですので、興味のある方は試してみて下さい。
また、同様な内容は2015年2月のTOPICS「ル-ティ-ン」でも触れていますので、よろしければそちらも参考にしてみて下さい。

ちなみに、ヒプノセラピ-(催眠療法)においては恐怖症の克服のセッションも行っておりますが、そこでは今回ご紹介した手法をもっと深く応用した手順で行っておりますが、ここでの手法を取り入れてみるだけでも、ご自身で出来る簡便な手法でもあり効果も見込まれます。

そして、2016年10月のTOPICS「「歯」とヒ-リング」においては、私の歯医者さんにおける体験も掲載しておりますが、今回の応用の手法を私自身も取り入れております。
また、それと同じ位、歯医者さんなどで恐怖を感じるような場面では、その旨を歯医者さんに伝えるだけでもかなりの解消になりますので、併せて「本心を伝える」ということも、実際の場面では取り入れてみて下さい。

2016年11月27日 04:11

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