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催眠「商法」の実体験から

こんにちは。
レイキ ヒ-ラ-&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

先日、青森県内版のTVニュ-スにおいて、2016年に入り青森県内での特殊詐欺の被害額が1億円を超え、過去最悪のペ-スで増加しているという報道がなされていました。
おそらく、この種の詐欺の被害は全国的に見ても同様のことと思います。

 

そこで、前回のTOPICS「五月病と開運商法」の流れを引き継ぎ、今回は「催眠「商法」の実体験から」をお伝え致します。
なお、念のために申し添えますが、S.Light.Mにおいて行っているのは催眠「療法」であり、催眠「商法」ではありませんのと、その活用法や動機などは似て非なる全くの別物ですのでご理解をお願い致します。

それでは、催眠「商法」とは何かと言うと、

 

催眠状態では「暗示」を受け入れやすくなる

 

という性質を活用した「商法」の一形態とされています。

以前からのTOPICSにおいても、私が行政書士の仕事を行っていたことはお伝えしてきましたが、今から10数年前ですが、あるサプリメントの販売説明会の話があるので行ってみないかとお誘いを受けました。
当時の私は「催眠」についての知識も興味も全くありませんでしたが、法律的な観点からこれは「催眠商法では?」と感じ、自らの心の中を隠し勉強の意味合いでその説明会に参加してみました。

 

説明会場に到着すると、少し薄暗い小さな会議室のような部屋の中に通されました。
その部屋の中は、正面にスクリ-ンがあり、参加者の席の間隔は狭く、部屋の面積の8割方は人で埋まるような環境でした。
そして、その部屋の中に続々と参加者が入ってきました。

 

しかし、参加者が集まってもなかなか説明会が始まらず時間だけが経過していきます。
8割方が人で埋まる位の部屋なので、その部屋の中は人の体温や、ある種、意図的に空調を切られていることで温度が高くなっており、リラックスとは違う少しボ~ッとした感じを受けていました。

 

そして、そのような時間が経過していく中で主催者が入ってくると、若干空調が調整され涼しく感じ、またドライアイスも焚かれ始め、ある種の「非日常的な空間」が作り出されていきました。
ここまでで、ある種の「催眠状態」を作り出せていると主催者側は判断していたのだと思います。

 

ここから先はスクリ-ンを使って、今回のサプリメントが如何に効用に優れ(医師法違反スレスレのような説明でしたが)、本当かどうかは分かりませんが、世界的にも有名な複数のスポ-ツ選手が愛用しているとの説明やスクリ-ンでの写真披露などが延々と続いていきます。
ここ迄が、この説明会での「暗示」の前段部分です。

 

ここ迄でもかなりの時間が費やされていました。
そして、このサプリメントは数年後には市場に大幅に出回ることが内諾されていて、そうなるとこの商品は手に入らなくなる。
仮に手に入るとしてもかなり高額な商品になる。
しかし、今この時点で説明会に参加されている人はこれから先も特別に安価にこの商品を購入することが出来る、といった説明がさらに延々と続いていきます。
ちなみに、何故安価で手に入るのかは、宣伝広告をせず、会員のみが購入が出来、そして購入した商品を売る権利を保障されるといったものです。(この種の商法については後述します)

 

ここ迄で、「暗示」の後段が終了です。
素直に「暗示」を受け入れていれば、おそらくとても良い商品であり、かつ、自分はそれを特別に安価で購入出来、しかも、購入した商品をさらに高く売ることも出来る、といった感覚になっているかもしれません。

 

そして、前段と後段の「暗示」を完了させるべく、締めの説明がさらに続いていきます。
もうお分かりかもしれませんが、会員になるとこの商品を安価に購入出来、それを高価に売ることが出来る、しかも市場には大幅に出回ることが内諾されている、、、、、つまり、会員になると、

 

濡れ手で粟

 

を実現出来るという意味合いです。
ここから先は、会員になって一軒家を購入出来た、しかも余ったお金でクル-ザ-も購入したなどの体験談を延々と聞かされ続けるという状況です。
そして、皆さんも(参加者)このように夢のような素晴らしい現実を手に入れませんか?そして、それが可能なのです!という、これもある種の「暗示」が続けられていきました。

 

すると、多くの参加者から「オ~ッ」という歓声が上がったり、拍手が鳴り止まないなどの状況が作り出されていきました。
(勿論、いわゆる「サクラ」が紛れ込んでいることは大前提ですが)
私自身はある程度の仕組みを知っていたので、あくまで冷静?冷徹?な目で見ていましたが、さすがに長時間ということもあり、少々ヘトヘト気味だったことも覚えています。

 

そして、最後に主催者からある発言がなされ、それに呼応するかのように参加者から歓声が上がったのには、私自身は薄ら寒さを覚えました。
その発言の趣旨は以下の通りです、、、、、

 

皆さん(参加者・会員)の幸せのためには、親兄弟や知人には泣いて貰いましょう!
どんどん売りまくって皆さん(参加者・会員)だけは幸せになりましょう!

 

これは、催眠の専門用語で言う「後催眠暗示」です。
そして、私の体験談は上記の通りです。
よくこの種の商法では、商品を売ったあとは、人間関係も含めて、

 

ぺんぺん草も生えない

 

状況になると言われています。

ここまでの私の体験談をどう判断されるかは皆様自身になります。
実は、催眠状態という「意識」を活用した商法とは日常的に多く見られます。
TVコマ-シャルも同様ですし、政治家の演説、営業関係のお仕事などをされている方はプレゼンなどもよく行うことと思います。
また、催眠状態を活用するのは「言葉」という「暗示」に留まりません。
屋台などから漂ってくる「匂い」を嗅いで食べたくなるというのも、ある種の「暗示」です。
このような「暗示」は「五感全て」で活用されています。

 

当然のことながら、このような「意識」を活用した商法というのは違法でもありませんし、怖いものでもありません。
また悪いというものでも勿論ありません。
ある意味全てのお仕事、また、人間関係などでも無意識ながらこのような「意識の仕組み」は活用されていますし、自然なことでもあります。
要は、このような「意識の仕組み」を活用して、

 

何をしようとしているのか? という「動機」

 

が大切なことです。
ただ、私の今回の体験談においては、いわゆる法的にも禁止されている「ネズミ講(無限連鎖講)」や、法的には許容されていますが線引きも難しい面もある「マルチ商法(連鎖販売取引)」などの目的を達成するための「手段」として活用されているケ-スがあるということです。
そして、このTOPICSでも繰り返しお伝えしていますが、どのような催眠状態であろうとも、

 

その人の意思に反して操られるということは100%あり得ない

 

ということです。
万が一にでも、あるいは、わずか1%の割合でも操られることがあるのであれば、そして、それが本当に可能であるのであれば、現在の人の世というのは既に存在すらしていないことと思います。
そして、なぜ私自身は冷静に体験し、一方では歓声を上げる方もいるのかというと、

 

「暗示」はその人が受け入れても良いという判断をしない限り、受け入れられることはない

 

という、催眠の本質から来ています。
故に、催眠状態であっても意識を保ち、冷静な判断力も失われることはないという証にもなります。

 

私から判断すれば薄ら寒さを覚えるような状況であっても、興奮を覚え歓声を上げる方も実際にいらっしゃいます。
その方を非難はしません。
それまでの人生で色々なことがあったのかもしれませんし、その方の持っている個性や価値観などとの関連もあることでしょう。
そして、何よりそのような幸せ?と思われる「暗示」を受け入れ、実現することを選択し決断しているのは、

 

紛れもない当の本人

 

ということです。
そして、そのような行動を行っていくことで、最終的な責任は当の本人に戻ってきます、、、、、

 

今回のような商法は特殊詐欺とは違い、自らの意思で出向いている、あるいは、よく知らないまま付いて行ってしまった、などのケ-スも多々あります。
特殊詐欺でも今回のような商法でも、何か変だな?と感じた際は、周りの方、あるいは行政・警察などにも話を聞くようにして下さいね。

ちなみに、このTOPICSにおいては今回のような詐欺などの日常生活に即したテ-マもお伝えしています。
少しでも注意喚起になればという思いもありますが、カウンセリングやセラピ-、そしてヒ-リングでも日常生活において活用出来るということが本来の意味合いになります。
実際の日常生活の中でも今回のような仕組みが自分でも気づかないまま組み込まれているケ-スも多々ありますので、ある程度の仕組みを知り、そして、頭の片隅でにも留め置いておくことで、何かの折には「直感」として「気づく」きっかけにでもしてみて下さい。

2016年5月13日 05:05

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