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「忌」という字から

こんばんは。
レイキ ヒ-ラ-&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

私達の日常は、「言葉」とは切っても切り離されないのが常となっています。
耳が不自由な方も手話という手段でコミュニケ-ションを取る場合もありますし、筆談などもあります。
そして「言葉」の元となっているのが「字」です。
そこで、今回は「忌」という字から色々考えてみたいと思います。

 

では、私が今回、なぜ「忌」という字を選んだか、、、、、
「忌」という字からは、「忌中」「忌々しい」などのように、おそらくほとんどの方がネガティブなイメ-ジを伴っていると思います。

 

ところで、「忌」という字を分解してみると、何か見えてきませんでしょうか?

 

「忌」 = 「己(おのれ)」 + 「心(こころ)」

 

そうです。
「忌」という字は、「己の心」という成り立ちになっています。

 

話しの視点を少し変えてみます。
「鬼子母神(きしもじん)」のお話をご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
鬼子母神は現在では安産・子育ての神として、色々な所で奉られております。

 

鬼子母神は多くの子どもを産み育てていました。
その子どもの数は、500人とも1,000人とも言われています。
しかし、そのような多くの子どもらを育てていくために、近隣の子どもをさらい、その子どもらの肉を自分の子ども達に食べさせていました。

 

そのような状況を見かねたお釈迦様が、ある日、鬼子母神の末っ子を隠してしまいました。
鬼子母神は末っ子を探し続けましたが見つからず、相当嘆き悲しんだそうです。

 

そして、そのような状態の鬼子母神にお釈迦様は次のように諭しました。

 

「1,000人もの子どもがいても、そのうちの一人を失うのでも、いかに嘆き悲しいことか、、、、、
ましてや、数少ない一人の子どもを食べるとは、その(実)父母の嘆き悲しみはいかほどであろう、、、、、」

 

この言葉により、鬼子母神は改心して、現在では尊崇の対象となったというお話です。
自らの子どものために、他の人の子どもを食べる、、、、、、
おそらく、その時の鬼子母神は「心の鬼」となっていたのかもしれません。

 

ところで、以前のTOPICSでも登場しておりますが、マザ-・テレサの言葉の中に、「あなたの中の最良のものを」というのがあります。
前段は少し長いのですが、許すことや愛することなどを、どんなに裏切られてもやり続けなさい。
そして、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

その締めくくりとして、

 

「最後に振り返るとあなたにも分かるはず。
結局は、全てあなたと内なる神の間のことなのです。
あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです。」

 

鬼子母神は仏教の世界です。
マザ-・テレサはキリスト教の人です。
私は特段、仏教徒でもキリスト教信者でもありませんし、基本的に無宗教です。

 

鬼子母神でもマザ-・テレサでも、国も違えば文化も違います。時代も大きく違います。そして宗教観も違います。
しかし、上記の二つのお話の本質は「人の心」について諭していると私は個人的に思っています。

 

繰り返しになりますが、「忌」という字は「己の心」です。

 

余談になりますが、「忌」というと「お葬式」などを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
お葬式が終わり、家に入る前に「お塩」を振りかける方も多いことでしょう。
「お塩」は浄化や魔除けなどとしても、日本では古来からよく活用されています。

 

しかし、愛する人とのお別れの会というのは、「穢らわしい」場では本来ありません。
浄化される対象は、残された人々の側の方です。
そのような意味から、「お葬式」などの多くの方の悲しみに溢れた感情などが、過度に日常の生活に影響を及ぼすことのないよう、ある種の「心の切り替え」という意味で馴染んできた風習なのかもしれません。

 

なお、どうしても気になる場合は、本来の「浄化」という意味では、化学的に精製された「お塩」では、ほとんど効果がないと言われています。
そのような場合は、きちんとした製法で作られた、ミネラルを含んでいる「お塩」を活用する方が良いそうです。

 

ちなみに、「患」という字も「患者さん」「患部」などのように使用されますが、
これも、「心(こころ)」に「串(くし)」が刺さった状態の成り立ちです。

 

私の個人的見解も多分に入っていますが、
皆様も自分の好きな「字」がありましたら、成り立ちを自分なりに解釈してみると、新たな発見があるかもしれません。

2015年10月16日 09:10

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