安保法案と物事・出来事の反映 ~対話を通して真の共通項を見つける大切さ~

第64回:『 安保法案と物事・出来事の反映 ~対話を通して真の共通項を見つける大切さ~ 』
【 参照キーワード:安保法案、強行採決、戦争、メデイア、マスコミ、世論調査 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

ここ数日、安保法案の問題が取り上げられておりますので、今回は急遽、「安保法案と物事・出来事の反映 ~対話を通して真の共通項を見つける大切さ~」というテーマで投稿致します。
なお、以前のTOPICS『 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。 』において、私は個人的には安保法案には反対とコメントしておりますが、今回は反対を強調する趣旨でも、賛成を批判する趣旨でもありません
このような状況の中、今、何を意識するのが最善の未来に繋がるのだろうか?という趣旨で進めて行きます。

 

まず、唐突ですが、私達の体は、子どもから成人の間において、概ね60~70%が水で構成されていると言われています。
また、地球上における水の占める割合は、概ね70%弱とも言われています。
そして、先日の大雨の報道の際に、色々な河川の流れ具合などが報道されていましたが、その中には、河川の支流や合流の様子を、「まるで人体の動脈や静脈のように流れている」と表現されていたケースもありました(類似の参考TOPICSは『 小説「鹿の王」 』)。

 

私達の体の作り(構成)は自然を反映しているとも言われています。
上記の例え以外でも、私達人間と自然は相互に反映している部分が多々あります。
相互に反映しているとは、言い換えれば、「共通項」が多いということでもあります。

 

そこで、先日来の安保法案の採決を巡って、野党側は委員長を部屋に入室させないよう、物理的な「実力行使」を行いました。
また、与党側は採決の際、委員長を物理的に匿って採決を行うという「実力行使」を行いました。
この両方の状況を見て、法案に賛成の方も反対の方も、本当にこんなやり方で良いのか?といった疑問を持たれた方も多いと思います。

 

ところで、この野党・与党の双方が行った「実力行使」の本質は、「戦争」の本質と変わらないのでしょうか?
共に「話し合い」が決裂し、そのために「実力行使」を行うという本質は、私には「戦争」と同じように思えます。
つまり、国会内の出来事と戦争が相互に反映しあっているように見受けられます。
まさに、「実力行使」という本質が「共通項」になっています。

 

今回の安保法案に関連し、報道される割合は少なかったですが、賛成の方々の意見、また賛成のデモを行っている方々の意見もTVで拝聴しました。
そこで賛成の方々の中でも、「戦争を起こしてはならない」という意見はとても多かったです。
つまり、法案に賛成の方も反対の方も、「戦争を起こしてはならない」という意見は「共通項」と感じます。
ただその方策・手法が違うという事であって、目指している本来の目的は共通している部分があるということです。

 

アメリカと良好な関係を築こうというのは、程度の差はあれ、賛成の方も反対の方も同じ思いはあることと思います。
勿論、アメリカのみならず、出来るだけ多くの国々と良好な関係を築いていくことは、もっと大切なことです。
「抑止力」という言葉がよく使われていますが、「虎の威を借る狐」という諺もありますし、日本が「狐」にならないよう気をつけていくことも、賛成反対関わらず共通しているかもしれません。

 

このように、賛成反対に関わらず、多くの「共通項」があるということは、そこに「最良の道」が開かれていく可能性は多々あると思います。

 

そこで、「情報」というテーマもキーワードになってきます。