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美談の誘惑

こんにちは。
レイキ ヒ-ラ-&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

今回は、「美談」について考えてみたいと思います。
「美談」については、フェイスブックなどを活用されている方は、よく「いいね!」を求められたり、色々なお話が紹介されていたりと身近なことと思います。

 

今回テ-マにするのは、広島東洋カ-プの黒田博樹 投手の「美談」について考えてみます。
なお、あくまで私見であり、黒田博樹 投手は私も好きな選手ですので、他意はないことをご了承下さい。

 

現在のマスコミ報道などでは、

 

「男気!黒田博樹!」

 

などとよく紹介されているように思います。
元々広島東洋カ-プの選手でありながら、夢を叶えるために大リ-グに挑戦し、そして大リ-グにおいても素晴らしい成績を残していますが、自身の野球人生の最後・締めくくりとして、広島東洋カ-プでプレ-することに決めたという概要です。

 

そして、このような人生の転機における大決断を下すに当たっては、様々な葛藤や悩み・不安などもあったかと思います。

 

そこで、今回「美談」を取り上げた最大の理由ですが、
それは、マスコミ報道などで、

 

「20億円を蹴って、4億円のカ-プへ!」 → 「男気!」

 

といった図式・論調が先行している点です。
勿論、ご本人の葛藤の中には金銭の面もあったことと思います。
そして、それも当然のことと思います。

 

しかし、ご本人の決断の内容を詳しく知らないが故に、
「20億円 → 4億円」といった金銭面のみが前提とされ、そして「男気がある!」とされていることに対しては、
私は「?」と感じてしまいます。
おそらく、黒田 投手ご本人も、ここまでクロ-ズアップされるとは思ってもいなかったかもしれません。

 

私の全くの私見ですが、今回の黒田 投手の美談は、逆に、「4億円の大リ-グ」から「20億円の広島東洋カ-プ」への移籍となっていたら成立したでしょうか?

 

そして、将来、今回と同じようなケ-スで、ある選手が「20億円の大リ-グに残留」と決断した場合、
どのような論調になるのでしょうか?

 

おそらく批判まではされないでしょうが、何か「沈黙」といった空気が流れてしまうようにも感じます。

 

このように、「美談」という枠の中であっても、どこに「焦点」を当てるかで見方が変わってきます。
あるいは「焦点」というよりも、どこに美談の「本質」を見い出すかの違いかもしれません。

 

世間で「美談」ともてはやされると、それに「異を挟む」ことが躊躇われる風潮もあります。

 

しかし、人それぞれ「見方」が違いますし、ある人にとっては「美談」であることが、
ある人にとっては「当たり前の話」であることも多々あります。

 

「美談」を聞いて、自分も頑張ろう、前向きに生きよう、といった思いが出てくることもあるかと思います。
それはそれで素晴らしいことと思います。

 

しかし、世間やマスコミが「美談」と言っているからといって、それに迎合する必要もありません。
あくまで自分にとっての「本質」を揺り動かしているか?という所に「焦点」を合わせることも必要なことかもしれません。

 

私達の日常生活においても、様々なお話や意見が飛び交っています。
それを全て聞き入れていると、いつまでも他の人に左右される人生になりがちになります。
そして、他の人に左右されている人生になってしまうと、全ての責任を自分ではなく他人や外部の環境に求めてしまうようにもなりかねません。

 

是非、ご自身の人生を自らコントロ-ルしていけるよう、
今回のような「美談」などからも、
「自分にとっての本質」に焦点を合わせ、意識してみて下さい。

2015年4月10日 05:04

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