ルーティーン ~リラックスして意識が集中した状態を作り出す方法~

第34回:『 ルーティーン ~リラックスして意識が集中した状態を作り出す方法~ 』
【 参照キーワード:ルーティーン、アンカー(アンカリング)、条件反射、脳波、験担ぎ 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

皆様は「ルーティーン」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
これは、よくスポーツなどで耳にする用語ですが、競技に入る前に、事前に自分で決めた一定の行動を行い、それから実際の競技に臨むという、一連の行動・行為のことを指しています。
例えば、野球選手であれば、バッターボックスに入る前に行う行動であったり、ゴルフ選手であれば、ティーアップする前の行動であったりと様々です。

 

こうした一連の行動・行為は、一種の「験担ぎ(げんかつぎ)」とも捉えられますが、私はこのルーティーンの主な目的は、

 

「リラックスして意識が集中した状態」

 

を作り出すことにあると考えます。
「リラックス」して「意識が集中」した状態というのは、一見すると矛盾しているように思われるかもしれませんが、このような状態に一番適している例が、好きな映画を観ている時です。
この時、映画を観ている時間が短く感じられたり、感情が昂ぶったりといった現象は、まさに「リラックスして意識が集中した状態」です。

 

この「リラックスして意識が集中した状態」の時、脳波は「α波(アルファ波)からθ波(シータ波)」になっていると言われています。
そして、この脳波の時は、自分の思ったことが実現しやすい時とも言われており、スポーツであれば、自分のイメージに近い動きが可能となっているのだと思います。

 

このように、特にスポーツではルーティーンというのがよく活用されていると思いますが、この活用法はスポーツに限らず何にでも応用出来ます

 

そして、今は受験シーズンです。
試験前で緊張している受験生の皆様もいらっしゃることでしょう。
そこで、今回はルーティーンではないですが、それと近い効果を出せる「アンカー」という手法をご紹介致します。

 

以前のTOPICSでも軽く触れましたが、「アンカー」とは一種の「条件反射」と一緒です。
例えば、受験生の方で試験前に極度に緊張してしまうなどの場合に、ある一定の行動・行為をすることでリラックスした状態を作り出すことなどの活用法が考えられます。
そして、やり方は簡単です。