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「奇跡の人」

こんにちは。
レイキ ヒ-ラ-&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

今回は一冊の本をご紹介致します。
それは、

 

「奇跡の人」 原田 マハ:双葉社  です。

 

この本は、ヘレン・ケラ-とアン・サリヴァン先生の実話がベ-スとなっていますが、舞台は明治時代の青森県弘前であり、津軽弁のセリフや津軽三味線などの文化も描かれていますので、特に津軽地方にお住まいの方には身近な内容として心に入りやすくなっていると思います。

 

この本の主人公である6歳の少女、介良れんは、
目が見えない・耳が聞こえない・口が利けない、という「三重苦」を背負っています。
(注:「三重苦」という表現は、この小説で用いられている表現であり、私の個人的見解ではないことをお断り申し上げます)
そして、このような状況でありながらも、「人間の可能性」をテ-マとした物語が紡ぎ出されていきます。
そこで、ここからTOPICSを連ねていきたいと思います。

 

カウンセリング、ヒ-リング、セラピ-などを行っている多くの人には、ある一つの共通認識があります。
それは、

 

「他の人と比較をすることの中に幸せはない」 ということです。

 

これには「人の欲望には際限がない」という戒めもありますし、
例えば、お体などが不自由な方のTVなどを見て、「自分は五体満足だし、こんなことで悩んでいられない!」といった「奮起」を促す側面も確かにあるかもしれません。

 

しかし、それでもこのような比較の中に幸せを見い出すことは難しい、という意味合いです。
このことは、自分が他の人にアドバイスをすることを想定して貰えば分かりやすくなると思います。

 

例えば、あなたの友達が何かに悩んでいるとします。
するとあなたは、「悩みがあっても、あなたは健康だし幸せに思わなきゃ」とアドバイスをします。

 

また、あなたの友達がご病気を治そうと懸命に頑張っているとします。
するとあなたは、「治療は辛いかもしれないけど、あなたより大変な治療をしている人もいるんだから頑張らなきゃ」とアドバイスをします。

 

では、あなたの友達が理由は何であれ、「もう生きているのが辛い、死んでしまいたい」と思っているとします。
この時、あなたならどのようにアドバイスをするでしょうか?
もしかしたら「あなたより辛い思いをしている人がこの世にはいっぱいいるんだよ」「生きたくても生きられない人達もいっぱいいるんだよ」というアドバイスもあるかもしれません。
しかし、「死んだ方がまし」と思い込んでいる友達は、自分がもう他の人と比較が出来ないほどの辛い状況にいると思っているのかもしれません。
つまり、この友達にとっては、誰かや何かと自分を比較して、「自分はまだ幸せだ」と思えない程の所にいる状況に陥っているのかもしれません。

 

また、比較の中に幸せを見つけづらいという体験は私達の誰もが一度は経験したことがあると思われます。
例えば、人生の分岐点に差し掛かった時、「Aの道」という選択と「Bの道」という選択があったとします。
あなたは「Aの道」を選択して数年が経ちました。
しかし、あなたの中には「Bの道を選択したら、人生が変わっていたのではないか?今より幸せになっていたのではないか?」などの思いが去来しました。
そうです、あなたは自分が選択した「Aの道の現状」に「不満」を抱いているのです。
しかし、過去に戻ってやり直すことは出来ませんし、「Bの道」が幸せに繋がっているかどうかを確認する術もありません。
やはりここでも比較の中に幸せを見つけ出すことは難しいことでしょう。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

それは、

 

「不満のある現状を出発点」とすることです。

 

「不満のある現状」を何かや誰かと比較しても、その中に幸せはありません。
幾ばくかの安心感などを感じることはあるかもしれませんが、それも長続きはしません。

 

なぜなら「現状を変える行動」を起こしていないからです。

 

ヘレン・ケラ-の状況と比較して「自分は幸せだ」と当初思っていたとしても、自分は何も変わらないままでいると、いつのまにかヘレン・ケラ-は努力をして、色々な活動を行えるようになっていました。
言い伝えでは、ヘレン・ケラ-は努力の甲斐あってか、発声についてはある程度出来るようになっていたと言われています。
何も変わらないあなたはこの時、さらにヘレン・ケラ-より辛い状況にある誰かと比較して「私は幸せだ」と思えるでしょうか?
そして、いつまでもこの比較を続けていけるでしょうか?

 

そこで、誰かや何かと比較したくなった時こそ、

 

「現状そして未来を変えることの出来る出発点に、今、自分は立っている!」

 

と捉え直して見て下さい。
そして「行動」を起こしてみて下さい。「行動」の中には「思い」も含まれています。
そして私は先ほど「奮起」という側面もあるとお伝えしましたが、この「奮起」も「行動」であり「思い」です。

 

「幸せ」という概念については、色々な意見や見解があります。
「正解」がないということも一つの真実です。

 

現在、皆様の中にも色々な状況や環境があるかもしれません。
今回の小説の内容やヘレン・ケラ-のように辛い思いをしている方もいらっしゃるかもしれません。

 

ご存じの方も多いと思いますが、スピリチュアリストである江原啓之 氏が以下の言葉を伝えています。

 

「涙目で物事を見ない」

 

そして、

 

「人生は、価値があるから生きるのではない、生き抜くことに価値がある」

 

2015年も、まだ始まったばかりです。
そして、いつでも、思い立った時が「出発点」になり得ます!

2015年1月15日 05:01

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