選挙 ~ヒプノセラピー(催眠療法)におけるメタファーという暗示に気づく~

第23回:『 選挙 ~ヒプノセラピー(催眠療法)におけるメタファーという暗示に気づく~ 』
【 参照キーワード:NLP、神経言語プログラミング、暗示、ヒプノセラピー、催眠療法、メタファー 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

12月14日に衆議院の総選挙が行われることになりました。
そこで、今回は選挙から連想してTOPICSを進めてみたいと思います。
なお、特定の政党や政策を支持・批判しての趣旨ではありませんので、ご了承下さい。

 

TVや新聞報道などでは、今回の選挙は「争点がない」「大義がない」
だから「投票率は上がらない」といったコメントが多数されております。
以前にTVショッピングのお話(参照TOPICSはこちら)をしましたが、このような報道も同様に、刷り込みの「暗示」の効果があります。
過去に大義がない選挙、争点のない選挙は投票率が低かったとの統計からコメントされていると思われますが、実際の所はどうなんでしょうか?

 

選挙日までの間、TVや新聞報道などを見て、「今回は大した選挙でないから、投票しなくてもいいや」「どうせ投票率も低いという事だし」といった心理・暗示的効果が働いているとも考えられないでしょうか?

 

勿論、結論は私にも分かりません。
「鶏が先か?卵が先か?」の議論と同様です。

また、総理の演説の中で、「代表なくして課税なし」といったフレーズが使われておりました。

これは、当時、イギリスの植民地であったアメリカ国民が、自らに税を課されるのに、アメリカの代表がその議論に加わる事が出来ないことに対し不服を抱き、アメリカ独立戦争のスローガンになった言葉と言われています。

 

実は、このようなフレーズを活用することは、ヒプノセラピー(催眠療法)においては「メタファー」として実際のセッションに活用されています。

 

メタファーとは「一種の物語」的なものですが、潜在意識はこのような「物語」が大好きという特色があります。
「分かるようでいて、あまりよくは分からない」あるいは「分からないけど、なんとなくこんな意味かな」などのような曖昧な表現というのは、受け取る人の数ほど解釈が成り立ちます。
つまり、良く受け取るも、悪く受け取るも、受け取る人次第ということです。
(勿論、ヒプノセラピーにおいて活用するメタファーは、クライアントの方にとって最高最善の効果を出せるよう工夫されております。)

 

このように、選挙や演説といった例の中にも、ヒプノセラピーやNLP(神経言語プログラミング)などの手法がちりばめられています。