自己暗示(続き) ~自己暗示の先駆者エミール・クーエから学び活用する~

第3回:『 自己暗示(続き) ~自己暗示の先駆者エミール・クーエから学び活用する~ 』
【 参照キーワード:自己暗示、エミール・クーエ、アファメーション、潜在意識、ヒプノセラピスト認定講座 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

前回は、エミール・クーエの自己暗示を紹介致しました。

S.Light.Mにおいて主催している、ヒプノセラピスト認定講座においては、実際のセッションに活用出来るような暗示文の作成を教えておりますが、今回は、自分で簡単に作れる自己暗示のポイントをご紹介致します。

 

まず、自己暗示文は短い文でも大丈夫です。

アファメーション(自己宣言)のように捉えても良いです。

 

一つ目のポイントは、「現在進行形」や「完了形」の表現を用いる事です。

例えば、「ますます良くなっている(現在進行形)」や「ますます良くなった(完了形)」のような表現です。

逆に、「ますます良くなるであろう」とか「ますます良くなって欲しい」などの表現は控えた方が良いことになります。

 

潜在意識は想像と現実の区別が出来ませんので、すでにそうなりつつあるとか、すでにそうなった、といった表現を用いる方が潜在意識に定着しやすくなります。

少し乱暴な表現をすれば「潜在意識を騙せればOK」ということです。

このような理由から、すでに願望などを達成した場面などを同時にイメージすると、潜在意識はその場面が「現実」であると思い込みますので、ますます願望を達成出来る確率が高まります。

 

二つ目のポイントは、「否定形」はなるべく使わないということです。

例えば、「疲れていない」とか「痛くない」という表現を使うよりも、「元気だ」、「健康だ」などの表現の方が望ましいということです。

 

理由は潜在意識は「否定形」を認識出来ないと言われているからです。

故に、「どんどん疲れがなくなっている」などの表現を使うと、潜在意識は「疲れ」というキーワードのみに着目して、「疲れ」が潜在意識に定着しやすくなる傾向があります。

 

難しく考える必要はありませんが、「〇〇(症状や環境など何でも良いです)が最高最善に良くなっている」などの簡単な自己暗示から始めてみるのも良いと思います。

なお、願望表現や否定形を使用しても悪いことが起こる訳ではありませんので、怖がらなくても大丈夫です。

強いて言えば、多少望んだ効果が弱くなるかもしれないという位です。

興味のある方は、是非願望実現などに活用してみて下さい。

 

※ ここは後日の追記箇所になりますが、自己暗示というテーマにおきましては、2020年5月2日の第303回目のTOPICS『 自己暗示で抗体は作り出せるのか??? 』、2018年12月1日の第230回目のTOPICS『 自己暗示で細胞やカルマ(業)の修復は出来る? 』、2014年7月27日の第2回目のTOPICS『 自己暗示 』などもございます。

 

※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。

☆ カウンセリング.COM

☆ 心理カウンセラー.COM